広島ブログランキング

  • 広島ブログ
無料ブログはココログ

« 腕時計・・・・ | トップページ | 節電中 »

2011年6月 3日 (金)

逃げる ・・三十六計逃げるに如かず

東日本大震災を受けていま懸命に復旧、復興計画が検討されている。

今回の東日本大震災は地震の規模が9・0と巨大だっただけでなく、その後に来た津波による被害が酷かった。
街は被爆直後の広島の街のように、見渡すかぎり瓦礫の街と化した。
場所によっては、津波は最大で38.4Mの高さに達し、海岸線から4~5KM奥の内陸部まで達したという。

明治の三陸沖地震の後に「ここから下に住むべからず」と書かれた石碑も建てられていたのに、その先人の教えに学ぶことがなかったから、今回のような甚大な被害を被ることになったのだというようなこともいわれている。

復興計画はそうした状況を踏まえて、
残された瓦礫で防波堤をつくり、海に近い平野部は農地にし、住宅は高台に作るべきだと等、様々の提案がされている。

宮城県のある保育所では、日ごろから徹底して避難訓練をやってきたことで、1人も被害者も出さなかったという。
その保育所では、
「地震があったら、ともかく津波が来ると想定し、逃げるようにしていた。
来なかったら、笑われるかもしれない。
それでもてもいい」
ということで、避難訓練をしていたのだという。
日ごろの避難訓練の効果があったというわけである。

建築は、火事で燃えないような建物、地震で壊れないような建物をつくるようにとの基準もあるが、同時に、火事があったときどのようにして逃げるかについての基準も設けられている。

街のスケールでは、避難場所として、公園、小学校等が指定されている。

しかしどうも、街のスケールになると、防波堤にしても、橋にしても、ダムにしても絶対に壊れないということを前提に考えられているようだ。
大きな津波でも越えられないような防波堤、地震にも絶対壊れないような防波堤をつくるのは、これは至難の業だ。
地震にしても、津波にしても、想定外のレベルで起こることが、今回の東日本大震災は教えてくれた。

こうなったら、
ある程度の地震、津波には耐えられるようにつくると同時に、「逃げる」ということを前提に、街づくりを考えて行ったらどうだろうか。

火事に対しても、イギリスでは、ロンドン大火のあと、レンガ、石造りの建物を作り、燃えない都市を作るようにしたという。
しかし日本では、江戸時代、何回も大火がありながら、同じように木造の建物がつくられてきた。
石造りの建物が作られることはなかった。
技術がなかったということもあるだろうが、地震の被害の方を優先したということだろう。
地震がきたら、逃げる暇がないが、火事なら、逃げればいいということもあるだろう。
半鐘を鳴らして、逃げるように促し、火消の組も作られた。

津波は地震があってから、しばらくしてから来る。
IT技術の進歩は凄まじい。
今の時代にあっては、半鐘の代わりに、「津波のくることを知らせるIT技術を使ったシステムを開発する」こともすべきだろう。

闇雲に地震にも、津波にも絶対に壊れないような建物、街をつくろうとしないで、地震がきたらともかく逃げるということを前提に新しい形でのまちづくりを考えたらどうだろうか。

逃げ先の確保、逃げるルートの確保も必要だろう。

人間誰しも、できれば、いままでのところに住みたいと思う。

いままでの所に住もうと思えば、逃げた後、地震や津波で家を失うかもしれない。
そうであれば、失ってもいいような生き方をする必要もあるだろう。
生き方そのものを考える時かもしれない。

日本には「三十六計、逃げるに如かず」という諺もある。

東日本大震災復興計画もハードから復興計画を考えるだけでなく、逃げるというソフト面から考えることも必要だろう。


元安川

*お願い
この文章の下にある《広島Blog》というバナー(画像)を クリックしてください。

« 腕時計・・・・ | トップページ | 節電中 »

コメント

コメントを書く

コメントは記事投稿者が公開するまで表示されません。

(ウェブ上には掲載しません)

トラックバック


この記事へのトラックバック一覧です: 逃げる ・・三十六計逃げるに如かず:

« 腕時計・・・・ | トップページ | 節電中 »

関連書籍

  • サイフもココロもハッピーに!ちょびリッチ
2019年12月
1 2 3 4 5 6 7
8 9 10 11 12 13 14
15 16 17 18 19 20 21
22 23 24 25 26 27 28
29 30 31