広島市の修学旅行生が増えている ―広島の価値
広島市を訪ねる修学旅行生が、最近やけに増えているように感ずる。
平和公園の中には、もうスペースがないのだろうか、
近頃、サンルートホテル前の木立の下、ANAホテルの前の広場に、高校生の修学旅行生が、集合しているのをよく見かける。
東日本大震災と福島原発の事故があったがために、修学旅行の行き先が東京、東北に行くのが難しくなったとのことで、旅行先を変更せざるをえなくなっているようだ。
それなら、今時代のテーマである被爆について勉強するのには、広島が適当ではないかということのようだ。
理由はどうあれ、広島に来て、平和、核について勉強することはいいことだ。
しっかり、学んで帰って欲しい。
あるホテルでは、
「今年の修学旅行生は昨年の同月比で、3割くらい増えているが、外国人旅行客はゼロに近い。
宿泊客はトータルとして減っている」
といっていた。
原発の風評被害は、観光部門にも大きく影を落としている。
早急になんとかして欲しいが、解決するまでには、ちょっと時間がかかりそうだ。
日本の景気もおかしくなっている。
日本の景気がよくならないと、広島の景気もよくならないのだろうか。
しかし、今広島の存在価値が、改めて評価されていることは確かだ。
時代は、広島がその意味をしっかり世界に向かって、発信していくことを求めている。
広島市はどうやってそれに応えていけばいいのかが、今問われている。
頑張ってほしい。
元安川
« もったいない ―クリーニング店のハンガー | トップページ | 電動3輪自転車 »
九州、四国も観光客が増えたと聞いています。
修学旅行が増えてもトータルで減少。
外国人観光客が多い広島なので致し方がないんでしょう。
広島の存在価値は広島市民だけでなく観光業者の人にも訴える必要ありですね。トップセールスをされた秋葉前市長のように。
核や平和の問題は整理して考えないとそもそも難しい話し。
歴史やイデオロギーもふまえた意識がないと、「いい子」だけでは経済は復興しないと思います。
投稿: TALLBOY | 2011年6月 9日 (木) 07時49分
先日もある会で、被団協の坪井理事長や市議会議員の先生方が、異口同音に、秋葉忠利広島市長の数多い功績の中から「世界におけるヒロシマの地位を飛躍的に上げた」ことを大きく評価するお話をされていました。
これからは市長任せというわけにはいかないようなので、その秋葉市長の功績を無駄にしないよう、市民の意識と民間の覚悟が必要です。
投稿: 松田 | 2011年6月 9日 (木) 08時31分
TALLBOY様
広島の価値を伝えるには、トップセールスが必要ですね。
そして、市民みんなで頑張りましょう。
投稿: 元安川 | 2011年6月10日 (金) 20時58分
松田様
ヒロシマとフクシマの違いもきちんと伝えて行く必要がありますね。
投稿: 元安川 | 2011年6月10日 (金) 21時01分