広島ブログランキング

  • 広島ブログ
無料ブログはココログ

« 発電と送電の分離 | トップページ | これで、日本の人口は増える! ―吊り橋理論 »

2011年5月 2日 (月)

首都を広島に! ―サステイナブル・キャピタルシティー・ヒロシマ

東日本大震災を受けて、首都機能移転問題が再燃している。

9.0というほどの大地震が、東京で起こるとは考えにくいが、何がおこるのかわからないのが、自然災害だ。
東京だって何が起こるか分からない。
今回の大地震は、大地震→大津波→原発事故と続き、そこから後は→停電→交通マヒ&操業停止→経済力の低下、そして放射能汚染と海外からの観光客の激減というように、その影響は次々と連鎖し、被害額はもう想定できなくなり、精神的影響も極めて深い傷をもたらしている。
いままでの経験したことのない現象が起こっている。

今回の大震災は、人の生き方、国のありかたそのものが問われることになった。

企業は、本社、工場を東日本から西日本へ移すことも検討しはじめた。

こうした状況の中で、首都機能も、このまま東京に置いておいていいのか、東京以外に移すべきではないかという議論が起こっている。

首都機能を移転することについては、戦後すぐから、何度も論じられてきた。

アメリカのように経済の中心であるニューヨークと政治の中心であるワシントンがあるように、政治と経済の中心を分けることによって、分散型の国土を形成し、過密の解消と地方の活性化を図ろうということが、最初の頃の議論であった。

バブル経済期の1999年には、地価の抑制策として、具体的に3つの候補地、栃木・福島地域、岐阜・愛知地域、三重・畿央地域が選定され、猛烈な誘致活動まで起こった。

そのころの計画案は、ブラジルのブラジリアのように、首都機能を中心して、30万人規模の都市をまったく新しく作るということで、その建設費は12兆円かかるともいわれた。
しかしそれは、まさにバブルの発想だということで、バブル経済崩壊と共にいつの間にか消えてしまった。

単に成長、効率を目的にするのであれば、東京へすべての機能を集中させることは、それはそれで理に適っている。
グローバル時代に対応するには、東京の力をもっともっと強めるべきだとも言われた。
そうしたこともあって、東京への一極集中は留まることなくいままで進んできた。

しかし、今回のような大震災が起こってみると、
「一極集中は危ない。バックアップ体制を整えておくことが必要だ」いうこともいわれるようになった。
「効率や、成長するにはどうしたらいいか」ということだけで考えるのでなく、「生き延びていくにはどうしたらいいのか。持続可能性を確保するにはどうしたらいいのか」ということ視点から考えなければならなくなった。

事を進める基準を根本から見直さざるをえなくなったということだ。

インターネットの技術は、「情報路、単線で繋いでいては、いざというときにあっては危ない。複数の経路があった方がいい」ということで、米軍が通信網の確保するための技術として開発された。

そしてさらに、その情報源も自社のサーバーだけに、にストックしておいては危ない、クラウドを使って別の場所にも置いておいた方がよいという議論も始まっている。

今回の大震災で、自動車メーカーは、東日本の工場からの部品供給ができず、操業停止、生産縮小に追い込まれている。
日本が世界に誇るビジネスモデルであった「在庫は出来る限り減らす」というトヨタの看板方式も、大きく変更を迫られている。
ある程度の在庫の余裕を持っている必要もあるだろうし、部品供給先を全国数か所に分散して確保しておく必要もあるということも知った。

こうしてみてみると、首都機能の移転についても、単に効率という基準から考えるのでなく、安全、持続可能性というと全く違った基準から議論すべきだということが見えて来る。

それは首都機能を移すと言うだけにとどまらず、地方分権をさらに進め、政府の機能をより小さくし、政府機能を政治のネットワークのなかに組み込むことが必要だということも重要な問題だということも見えて来る。

そうであれば、以前議論されたような、12兆円もかけて、首都機能を丸ごと移し、新しい都市と作るという必要はまったくないということになる。
ブラジリアのようなニュータウンをつくる必要はないというわけである。

それより、日本が機能不全に陥らないためには首都機能移転を急ぐべきだということでもある。
今の菅政権は機能不全に陥っているではないかというのは、別の議論だ。

首都機能が小さくなり、早く移転すべきだということになれば、既存のどこかの都市にくっつければいい。
既存の都市のインフラ等が使えるようにすれば、数兆円もあれば充分だろう。
時間もそれほどかからないだろう。

問題はどこに移すかだ。

平和国家を目指す日本の首都ということをいうなら、平和のシンボルである広島が、もっとも相応しい移転先ということになる。

戦争も、核開発も、人類の生存を脅かす愚かな人間の行為だ。
福島原発の事故は、核攻撃でなくとも、同様の被害があり得るということを明らかにした。
広島に日本の首都を移すことは、その戦争を、核をなくすべきだという日本からのメッセージだということを示すことにもなる。

福島原発の事故はエネルギー政策についても大きな問題提起をした。
新首都にあっては、人類を持続可能にするエネルギーは何かについても回答できる都市作りをして欲しい。
スマートシティーのモデル都市作りをしてほしい。

広島は、比較的地震、津波、台風等の自然災害が少ない都市である。
瀬戸内海に面していることで、東南海大地震が起こっても、津波の規模は数M程度であろうと予測されている。
瀬戸内海に面し、風光明媚な都市でもある。
平和都市広島は、これからの世界のあり方を示す都市を目指している。
平和市長会議の会長都市として、世界4600都市を繋げる都市にもなっている。

もうすこし具体的に候補地を探すなら、
規模的には、三菱重工の工場敷地を充てるのも一つの考えだろう。
政府機関のある霞が関、永田町の面積は1.5×1.5KMくらいだ。
それほど広くはない。

三菱重工の江波と観音の敷地を合わせれば、もっとある。
出島の埋め立て地もすぐ近くにある。
五日市にも埋め立て地はある。
これだけの規模の敷地があれば、それこそ今の規模の政府機能と、職員宿舎、そして、小中学校、店舗、公園等の生活環境上必要な施設も、建設することだって可能だろう。
広島高速道路を使えば、広島空港、岩国空港にだってそれほどかからない。
西飛行場も使えばいい。
船も接岸できる。
マリーナも隣接している。
広島なら、首都機能に必要な職住遊の揃った理想的な街がつくれるはずだ。

江波と観音、出島は海に面しているので、やっぱり心配だというのなら、西風新都だっていい。
まだまだ充分な土地はある。
自動車道、新幹線に接しているから、交通の便だっていい。

今やネット時代でもある。
リスクの分散ということも考えれば、何もすべての首都機能を広島に持ってこなくともいいかもしれない。
たとえば、文部科学省は京都に、農林水産省は北海道に、日銀は東京に残すというようにしてもいいだろう。

ドイツでは政府機関が首都ベルリン以外の各地(連邦裁判所と連邦憲法裁判所はカールスルーエ、中央銀行であるドイツ連邦銀行はフランクフルト、国防省などの一部省庁は旧西ドイツ首都のボン)に分散されているが、首都機能分散による非効率はあまり問題になってはいない。

広島に首都を移すことは、改めて世界に、平和と核廃絶の願いを発信することにもなる。
「日本の首都を広島に!」

*お願い
この文章の下にある《広島Blog》というバナー(画像)を クリックしてください。

« 発電と送電の分離 | トップページ | これで、日本の人口は増える! ―吊り橋理論 »

経済・政治・国際」カテゴリの記事

コメント

広島に首都、、、いいですね。
明治時代以降は大陸進出の拠点になったのだから、平和的な分散はなんの問題もないと思います。

世界的には東京と京都と並び知名度も高いわけですものね。

インターネットの話しはペンタゴン発ですね。
いかにもアメリカ的です。

TALLBOY様

賛同していただきありがとうございます。
誘致運動を起こしましょうか。

こんなことを考えてました。
http://chizuz.com/map/map90385.html

最近副首都に関する議論が本格化しており、とりあえずはそちらを色々考えますが、副首都建設ではなく広島遷都も以下の三つの観点から非常に好ましいと思います。
1.観光立国日本の首都は国際観光都市であるべき。
2.平和主義国日本の首都は平和記念都市であるべき。
3.東京はアジア本土から遠すぎ、日々発展しているアジアの競争に鈍感でそこから取り残される。
これらはいずれも象徴的なもので機能上は大した意味はないでしょうが、でも重要なことだと思います。

地図Z様 ?


首都にとっては、象徴性は極めて重要なことですよね。
ご指摘のように、東京はアメリカしか、見てきませんでした。
それを変更するためにも、広島への首都移転は意味のあることだと思います。

公共交通機関を西飛行場まで延伸するという地図Zさんの提案もその際には必須条件となるでしょうね。

私も遷都は広島に賛成です。土地に余裕があり、平和の象徴であり、交通や貿易の面で考えてもベストと思われます。ただし、広島市民が賛成するかどうかは疑問です。国会や政治家だけの移動ならともかく、首都になれば外国人やヤクザや浮浪者や企業が集中的に集まってきて環境破壊されます。広島の県民性は損なわれるかもしれません。広島県民よりも多くの人口が他県から集まるのですから。私は出雲も良いと思います。活断層が無いので。日本海側は道路など開発が遅れており、人口も少なく、土地もあるので。

武士様

そうですね。
何事にもプラスもあれば、マイナスもありますね。
マイナスをどうしたら少なくできるかも、検討課題ですね。

日本海側のどこかに移転するというのも、考えられますね。

私は先祖代々の江戸っ子です。大江戸の文化は素晴らしいものです。しかし、こう言っては語弊もあるかもしれませんが、昨今はあまりにも肥大化して人が多すぎて、オリジナルな江戸はどこに行ってしまったのかと思う程です。唯一、江戸を感じられるのは、全国から東京に出てきている人々がいなくなる、年の瀬とお正月くらいです。申し訳ないのですが、その時は正直ホッとします。もう一点、天皇陛下が、もともと徳川様の居城であった、今は東京大空襲で半分も残ってもいない所に、ポツンといらっしゃることに違和感さえ覚えます。江戸は東京に変わってから、日本の近代化のシンボルとして世界にその名を轟かせてきました。良くも悪くも効率性の追求とと経済発展に大きな力を注いできました。しかし、その役割が今回の原発事故を初めとして、日本のあらゆるシステムの劣化の象徴として、弱まりつつあるのではないかと思います。
不思議なことに戦後に生まれ育った私は、大好きな大江戸とはまた別の意味で、広島を訪れるといつも懐かしさを覚えます。それは、広島の平和思想が日本の現代史を根底で支えてきたことを日本人の一人として感じるからだと思います。広島には人類が受けた深い心の傷と未来への強い希望の両方が同時にあります。それこそ、国際社会において今後日本が相応しい役目を担っていくためにも復活の象徴的都市として、江戸っ子を越えた一人の日本人として広島を日本の首都とすることに賛成致します。

江戸っ子様

賛成していただき、ありがとうございます。
それも江戸っ子に。

友人の江戸っ子にも、宣伝してください。

コメントを書く

コメントは記事投稿者が公開するまで表示されません。

(ウェブ上には掲載しません)

トラックバック

この記事のトラックバックURL:
http://app.cocolog-nifty.com/t/trackback/211008/51524053

この記事へのトラックバック一覧です: 首都を広島に! ―サステイナブル・キャピタルシティー・ヒロシマ:

« 発電と送電の分離 | トップページ | これで、日本の人口は増える! ―吊り橋理論 »

関連書籍

  • サイフもココロもハッピーに!ちょびリッチ
2018年11月
        1 2 3
4 5 6 7 8 9 10
11 12 13 14 15 16 17
18 19 20 21 22 23 24
25 26 27 28 29 30