マスコミ報道を検証する
秋葉忠利広島市長の不出馬が大きな話題となっていますが、そのマスコミ報道はまるでワイドショー、嘘と憶測ばかりです。
昨日行われた広島市の定例記者会見は、マスコミのレベルを検証するいい機会になりました。広島市のライブ中継で1時間近い会見を見て、NHK、RCC(中国放送)、HTV(広島テレビ)、HOME(広島ホームテレビ)、TSS(テレビ新広島)のニュースで、どう報道されるかを検証してみました。
結果は予想通り、会見の本来の目的であり市長が説明された市民生活に関連した内容には1秒、一言も触れられることなく、質問も選挙への不出馬という個人的な興味に終始し、ニュースというよりワイドショーで、ジャーナリストはおらず、広島市政記者クラブには芸能レポーターしかいないとしか思えない、実に情けないものでした。
全国的にも、マスコミは政策には関心はなく、興味があるのは政局のみという感じですが、広島の報道機関も市民生活は関心がなく、市長のプライベートなことのみに興味があるようです。
例えば事実ではない報道も沢山あります。
以下、ざっと思いつくだけ列挙してみます。
報道:突然の退任表明。
事実:市長の退任は法律により4年前の就任時から決まっていたことです。
報道:不出馬について会見や議会での説明を拒否している。
報道:不出馬について市長の説明責任を果たしているのか疑問。
報道:選挙へ出馬するかしないかは公務に当たらないという持論を繰り返した。
事実:大阪の橋下知事も言っているように選挙に出ないということは個人的なことで説明責任などなく公務でもないのは地方自治法でも明らかです。公務でない以上、税金の投入される定例会見で行うことは不適正であり、他の適正な場所で説明を繰り返されています。
報道:不出馬の理由を説明せず。
報道:マスコミを拒み続けてきた秋葉市長。
報道:1ヶ月の間、記者の質問を受け付けることはなかった。
報道:質問を挟まない一方的な発信をするユーチューブだけでは問題。
事実:不出馬について説明されているのはユーチューブだけではありません。様々な場所、テレビの生放送、全国紙の取材で説明しており、それは異例なほど全国的にも報道されています。当然その場では第三者による質問を受けています。
報道:1月に定例会見を開かなかった理由は不出馬を発表して忙しくなっただけ
事実:加えて、身に危険を感じるほどの取材攻勢で、会見を開いても冷静に理解してもらえる状況ではなかったと答えられていました。事実、今回の記者会見でも税金を使って開かれる記者会見に相応しい内容を発表されたにも関わらず、テレビのニュース番組ではそれを1秒たりとも報道していません。
報道:所定の時間が来たと会見を斬り上げた。
事実:所定の45分を超えて52分まで会見を行っていました。
報道:退任会見を拒否し続けている。
報道:記者クラブが再三求めた記者会見に応じてこなかった。
事実:退任まで、まだ3ヶ月もあり、やることも沢山あり、退任会見は時期尚早というだけです。
報道:定例の記者会見を開かなかったのは任期中初めて。
事実:出馬に関する記者会見を定例の記者会見で行ったことは1度もないということです。
報道:五輪誘致については新市長に判断を委ねるとした。
報道:自ら立ち上げた五輪誘致について途中で投げ出した。
事実:新市長になることが決まっている年は新市長の判断余地を残しておくべきで、どちらでも選択・実行できるように準備しておくのが現市長の仕事。
また明らかにおかしな言い回し、表現も沢山ありました。
報道:これまでの主張を繰り返した。
1ヶ月もならない間に主張が変わる方がおかしいのではないでしょうか。いつまでも同じことを何度も繰り返し聞く方に問題があるのに、同じ回答であることが問題でもあるような報道はおかしいでしょう。
報道:新しい施策を次々に打ち出しておいて自ら身を引くことに首を傾げる。
秋葉市長は三期12年、十分に長い任期を全うしてきています。その任期中に成し遂げた成果は決して少なくありません。しかも、マスコミは首長の多選はおかしいという主張もしてきています。明らかに矛盾する見解です。これではまるで任期が限られている市長職は何もしないのが一番良いことになります。
質問:ユーチューブの見られない人はどうするのか 情報格差を生んでいる。
新聞やテレビなら万人が見ているという奢りが感じられる質問です。それが情報格差を生むという論理には笑うしかありません。ユーチューブを見られない報道機関はないはずで、それを伝えるのが彼らの仕事であるはずなのに、この質問は自らの存在意義を否定するものにしかなりません。
質問:ユーチューブへ投稿したことの正当性
これでは、まるでユーチューブへの投稿に何か違法性や問題でもあるかのような言い回しです。ユーチューブというものを全く知らない世代や人にとってネガティブな偏見を与えようという悪意が感じられます。
以上、長くなったので終わりますが、まだまだ書けばいくらでもあります。
広島には報道機関はなくなったのでしょうか。
ちなみに、この日の広島市からの発表案件は以下の通りですが記者クラブには関心がなかったようで、質問すらありませんでした。詳しくは市のホームページでご覧ください。
・ひろしまコミュニティサイクル社会実験について
・市民体験農園・市民菜園・市民農園の利用者募集について
広島市ホームページ
http://www.city.hiroshima.lg.jp/
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