「ポーランドの至宝展」は県民への正月プレゼント
レンブラントのモナ・リザと呼ばれる「鏡の中の少女」などポーランド王室のコレクション展が押し迫った15日、県立美術館でオープンした。
一か月足らずで東京で20万、大阪で23万と動員した「ポーランドの至宝展」は県立美術館始まって以来初の正月返上で12日まで無休で開館する。美術フアンの県民への思わぬ『お正月プレゼント』となりそうだ。
久しぶりの美術館を堪能した。
額縁に手が掛ったレンブラントのモナ・リザと呼ばれる名画『鏡の中の少女』と『机の前の学者』のレンプラント作品2点はカーテンで仕切られ薄暗い荘厳な王宮の部屋の雰囲気に包まれている。薄明かりの中に佇む少女は今にも歩いて近づいて来そうな感じだ。
日本初公開のレンブラント36歳の時の代表作だ。
見る人を釘付けて展示室の動きが無い…。
ポーランドは嘗てヨーロッパの大国として栄えた土壌を育んでいる国としても知られる。
第二次世界大戦でナチによって瓦礫になったワルシャワ旧市街を展示されている絵画を参考に民衆の手で甦った街は‘80年に「破壊からの復元」が評価されて世界遺産に登録された。王宮の貴重なコレクションを守り抜いている事にも象徴され、広島展の大きな意義づけを成している…。
ここには、ワルシャワのシンボルでもある王宮と歴代国王の居城が全面協力して絵画、工芸、彫刻をはじめ国立美術館のコレクションから19世紀のポーランド絵画の至宝が集結。
ショパン直筆の書簡等の資料等も合わせて140点がポーランドの魅力に迫っている。
嘗て県立美術館は官庁と同じ御用納めから御用初めまで一週間の閉館は当たり前だった。
たまたま私が事業担当になった13年前、親しかった事務局長にこんな企画を持ちかけた。
三が日で数十万人が参拝する護国神社を控えた美術館の閉館は勿体ない。初詣後に行く所が無い人は多く街に溢れている。2日から開館すれば一日2~3千人入場しても大変…と。
RCCの周辺に立て看板を用意して「お帰りに、開館中の県立美術館へ…」と協力した。
県市の関連組織の民営的経営が話題になり始めていた事も手伝って、早速実行に移され初年度から成功した。爾来、大晦日と元旦を含む数日の休館だけで維持してきた。
しかし、年末年始を全部返上して開館するのは初めての試みだ。
開催期間が4週間と短い事も手伝ってか?「それに値する企画」が当てはまった…と言えそうだ。ヨーロッパに数ある至宝の中でも指折りの展覧会…と言える。
美術フアンならずとも『県民への正月プレゼント』だ。
この一点『鏡…』だけでも観る価値の高い美術展だ。是非、この機会にご覧頂きたい。
開催期日は~1月12日(水)県立広島美術館:中区神幟町2-22 Tel:082-221-6246
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