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2011年1月27日 (木)

折り鶴革命?

秋葉広島市長は、次の市長選にはでないとの不出馬会見を、You Tubeでおこなった.
http://www.youtube.com/watch?v=KJqVfFZPJ1s&feature=player_detailpage

出馬すれば、必ず当選するだろうという状況にあったから、誰もが次は必ず出馬するだろうと思っていた。
マスコミは、秋葉市長が「次の市長選に出馬する」といつ発言するかと、昨年末からずっと追いかけていた。

それが1月4日、新年の市役所職員への訓示、そして商工会議所での新年互例会で、「次は市長選に出ません」と発表したから、皆驚いた。
不出馬のいうことにも驚いたが、それを、TV、新聞等のマスメディアを通してなく、You Tubeを使ったということに、マスコミは酷く怒ったことに、わたしは驚いた。

朝日新聞も、毎日新聞も「秋葉市長の会見拒否は、説明責任を果たしていない。市民の知る権利を侵すものだ。おかしい」と社説で取り上げるほどの騒ぎになった。

秋葉市長の記者会見拒否は、あの佐藤栄作総理が、新聞社を追い出して、TVにだけ向かって、会見を行ったことと、比較して論じてもいた。

広島市は政令指定都市ではあるが、その一地方都市の市長である秋葉市長が次の選挙に出る、でないの発表が、ノーベル平和賞も受賞した日本国の総理大臣の引退会見と同列に論じられることに、私は驚いた。
同時に、今回の発表について、マスコミの記者会見を拒否し、ネットを使ったということに対して、相当にマスコミがヒステリックと言ってもいいほど、感情的になって、反応していることにも驚いた。
マスコミは、ネットに対して、相当に危機感を募らせているということの現われなどだろうとも思った。

それは別の見方をすれば、これだけの騒ぎを起こした秋葉市長の、時代に対する感覚が極めて鋭いということの証でもあるだろうと感じた。

チュニジアで先日ジャスミン革命と呼ばれる政変が起こった。
1人の若者の焼身自殺を引き金にして、23年間続いた独裁政権が倒れた。
日本のマスコミは、チュニジアには、高い20%近い失業率と独裁への不満があったから、当然だというような論調に変わって来ている。
それが背景にあったことは確かだろうが、それだけなら、普通は軍隊と警察が抑え込んでいて、そう簡単に、政府が転覆することはない。

このチュニジア革命の極めて大きな特徴は、大統領遺一族の豪華な生活が「ウィキリークス」に暴かれ、「ツイッターとフェイスブック」によって国民が繋がり、一気に不満が爆発し、あっという間に、政府転覆にまでなったということだ。
それも武力衝突が殆どなかったということで、死者は80名位で、政変が実現したようだ。
今までなら、そんなことは、想像すらできなかったことだ。

TV、新聞というマスコミは、チュニジアにもあっただろうと思うが、
それらは、この間、一体何をしていたんだろう。

チュニジアは、日本の外務省も、極めて政治的に安定している国として認めていた。
そんな国で、たった1ヶ月くらいの間に、状況は激変し、政変が起こったのだ。

チュニジアの大統領は、ウィキリークス、ツイッター、フェイスブックというネット情報なんて、それほど影響力があるとは思っていなかったのだろう。

鳩が豆鉄砲を食らったと良くいうが、
今川義元が、織田信長の桶狭間で、雨の夜の奇襲攻撃を食らったようなもんだったんだろうと思う。

全ての独裁国家は、このジャスミン革命が飛び火することを、皆恐れているという。

近頃の若者はネットでニュースもわかるからと、新聞は取らない、TVは見ないという。
それは新聞、TVを見るにはお金がかかるということもあるだろうが、どうもそう単純な理由ではないようだ。

TV、新聞では、その記事を書いた人の理解の仕方、思いが必ず入っている。
情報がそのままではない。
そのままの生の情報が1次情報とすれば、編集された情報は2次情報だといえる。
そうした2次情報を、若者たちは信用しなくなっているようだ。
それはつまり、今の若者たちは、マスコミ情報を信用しなくなってもいるということでもある。

ウィキリークスをみれば、数万ページになるかもしれないか、ともかく全ての情報が、見ようと思えば見られる。
被災地からは、ネットを使って、被災者がその場の様子を伝えることもできるようになった。
誰でもが、生の情報の発信者になれるのだ。
同じ被災地でも、ちょっと場所が違い、視点が違えば、様子は全く違ってくる。
そんな情報発信者が膨大な数になることも可能になったのだ。

今の若者はそうした生情報が、簡単に手に入れられることを知ってしまったのだ。

秋葉市長は、You Tube を使って、15分間もの間、自分の思いを伝えようとした。
見てくれるかどうかを別にすれば、何回かにわければ、何時間でも喋ることも可能だ。

You Tubeの発言に対して、膨大な量の書き込みもあった。
世論調査とはまったく違った形で、反応を確かめることも出来る。

そもそもTVで、15分間もの間、1人で喋ることなんて不可能だ。
そんなことはあり得ない。

新聞では、ポイントと記者の解釈した数行の言葉が取り上げられ、そこに、現場にいなかった整理部が、見出しを付けたりする。
見出しの言葉と、中の文章が全く違うなんてこともよくある。

片や、ブログ、ツイッターでは徹底して、個人の思いが書きこまれている。
これも、正しいか、正しくないかは別にして、まさに生の市民、国民の声だといえる。

ネット先進国の韓国では、新聞社がどんどん倒産しているという。

日本のマスコミも、そうしたネット情報に対する対応策を、今だ、講じ切れているとは思えない。

秋葉市長の、You Tube を使ったことは、いままで「情報を独占してきたマスコミが消滅する」という象徴的事件でとして、歴史に残るかもしれない。

チュニジアの政変はチュニジアを代表する花であるジャスミンにちなんでジャスミン革命といわれている。
それなら、秋葉市長のYou Tube を使っての今回の行動は、「折り鶴革命」とでもいわれるようになるかもしれない。
???

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