ウサギの紙飛行機
先日友人のお宅を訪ねたら、玄関先にウサギをモチーフにした紙飛行機が飾られていた。
今年の干支はウサギだ。
随分シャレた干支の飾りだ。
元マツダのデザイナーだった福田成徳氏からいただいたのだという。
ウサギは1羽、2羽と数える。
ウサギはぴょん、ぴょんと飛ぶように走るから、鳥の同じように○羽と数えるようになったのだろうと思うが、
仏教の殺生すべからずということで、四足の動物は食べられなかったので、その言い訳に○羽と呼ぶようにしたのだろうか。
まあそれにしても、
そのウサギをモチーフに、紙飛行機を作ったというその発想が面白い。
紙飛行機といっても、さすが元マツダのデザイナーの作品だ。
きちんとデザインされているだけでなく、随分と精巧にできている。
両面の羽の部分は紙だが、ちゃんとリブが作られ、形が崩れないようになっている。
胴体部分は、バルサを削って、ウサギの胴、耳、目、足が作られている。
胴体の長さは約10CM、両翼の長さは約20CM程度の大きさだ。
さして大きくはない。
その素朴な、手作り感がなんともいえずいい。
福田さんは、ほんの遊びで作ったというが、作った人が面白いと思って作った思いが伝わってくる。
私も面白いと思った。
数千円のオーダーなら、お金を出して買ってもいいと思った。
この紙飛行機をネット販売のルートに乗せれば、そこそこ売れるのではないだろうか。
ということで、ネット販売に詳しい友人に聞いて見た。
「東京までの送料が600円、ネットで決済にかかる費用が10%、製作費&利益を700円とすると、販売価格は1500円になる。
日本全国どこにも紙飛行機は販売されていないから、上手くやれば売れるかもしれない。
そのためには全国紙飛行機コンクールとかを仕掛け、デザイン部門で賞を取るとかの箔をつければ、案外いけるのではないか」
という。
福田さんは、マツダにいたころあのRX500もデザインした人だという。
もう定年をすぎて大分経つようだが、まだまだ元気らしい。
そんな素晴らしい才能を持った人が、広島市内には沢山いると思う。
少子高齢化時代を迎え、定年を過ぎた人が、大量に生まれている。
そうした人たちを上手くコオディネートすれば、ちょっとしたビジネスが起こせるかもしれない。
ネット販売なら大量に作って、店先に並べる必要がない。
注文があった時に作ればいい。
リスクがない。
リタイアした人たちのビジネスとしては、ネット販売は向いているように思う。
ちょっと考えてみたらどうだろうか。
とその友人に話した。
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