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2010年12月25日 (土)

自力と他力とオリンピック

12月14日の朝日新聞に、浄土真宗本願寺派・大谷光真門主と文化人類学者・上田紀行氏の対談本「今、ここに生きる仏教」の出版を機に行われた記者会見での発言が紹介されていた。

上田氏は、
「浄土真宗では、自分が何かをする『自力』は人間のおごりで、何もせずに阿弥陀様に任せる『他力』こそが、正しいとする風潮が根強い」
そうした他力だのみを、
「例えば、広島の人が核兵器をなくそうと自分で署名を集めるのは『自力』であって、阿弥陀様の『他力』に任せておけばいい、というのでは平和がなりたっていくのでしょうか」
といっている。

大谷門主は「不完全な人間としては、何をしても失敗することはありますが、まず目の前の課題に挑戦してみることです。どんな失敗をしても阿弥陀様の『他力』に支えられているという安心感から、失敗を承知で取り組むのが、人としての務めだと思います」
といわれている。

このことを、オリンピック広島大会にあてはめてみると、どうなるんだろうか。

次期広島商工会議所会頭に決まった深山氏は「経済界には資金調達を含めて実現が難しいという意見が多いように思う」ともいっているが、「課題をクリアして実現できるなら、それは素晴らしいことだ」ともいっている。

オリンピック開催が実現できたら、こんな素晴らしいことはないと、私も思う。

北京や東京、ロンドンのような大都会同様のことを、広島でやろうったって、そりゃ無理なことは明らかだ。
だから広島で開催するのは不可能だと決めつけるのは、ちょっと能がない。
勿体ない。
ここは皆で知恵を出して、どうしたら実現できるかを考えたらどうだろうか。

「オリンピック広島開催について、広島市からまだ話を聞いえていない」というが、それは上田氏の指摘するところの『他力』と同じ意味ではないだろうか。

この際、広島市の『他力』に任せておくだけでなく、各種スポーツ団体、市民が、積極的に発言、提案し、オリンピックの可能性を探っていったらどうだろうか。

結果として失敗しても、それは大谷門主のいわれる「阿弥陀様の『他力』に支えられている」ということになるのではないだろうか。

1_2

今回の広島市の作成した計画書も、北京や東京、ロンドンと全く違ったレベルのオリンピックを提案になっている。
随分とユニークな内容だ。

それは、これからの広島市の公共事業の有り方、市民の進めるイベントの有り方にも随分と参考になるはずだ。
課題をクリアするためにした努力は、必ず次に繋がるはずだ。
決して無駄にはならないと思う。

広島大会が実現すれば、それは同時に、これからのオリンピックの有り方に新たな可能性を開くことにもなるはずだ。

オリンピックを広島で開催することの経済波及効果について、まだどこも発表していないが、広島開催が実現したら、広島経済への波及効果だって数千億円にはなるはずだ。
過去のオリンピックでは、世界的なスケールでの、経済波及効果は軽く数兆円を超すといわれている。

オリンピックを広島に誘致することが失敗したとしても、そのために負う広島市のリスクは25億円というわけだが、その程度の額は、広島がオリンピックに立候補することを“考えている”といっただけで、凄まじい量の新聞、TVに取り上げられたことを広告宣伝費に換算すれば、すでに充分回収できているともいえるだろう。

「他力と自力」について、改めて考えさせられた。

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