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2010年12月21日 (火)

広島の思想を伝える・金井利博①

 シリーズ講座「広島の平和思想を伝える」に飛び入り参加した。二回目の講座は広島大学の文書館長の小池聖一教授が原爆報道の礎を築いた中国新聞の『金井利博(1914~74)と原水爆白書運動』についての講演だった。

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 この講座は広島市と平和文化センター、市立大が被爆65周年の今年「平和を希求し核兵器廃絶を願う広島の思想を生みだしてきた先人の考えや行動を知り後世に伝えて行く」ために企画した。一回目は10月に大江健三郎だった。

 この日、小池聖一教授は被爆と共に生きる広島の記者として核兵器の問題を人間の側から見つめ続けた中国新聞記者「金井利博」にスポットを当てた。

 小池教授は10年前?に金井さんのご子息・宏一郎氏から8000点にも及ぶ資料の寄贈を受けて整理し分析研究を進め、これまでに金井、平岡敬、大牟田稔等の中国新聞の記者達の取り組んできた記録展等も企画して来た。

 金井は旧制広高九大と進み朝日新聞に入るが3月後に召集され退職。戦後シベリア抑留後に帰還。妹が後に社長会長を務めた山本朗氏に嫁いでいた縁で中国新聞に‘47年に入る。

 一般的に記者達は終戦によって軍によって厳しかった言論統制から解放されるが広島は
'45年9月に出されたGHQによるプレスコードで原爆や被爆者問題は厳しい規制で全く扱えない状況だった。戦争への嫌悪感やノーモア広島には触れるが慰霊や復興が報道の中心になって、本来のジャーナリズムは沈黙していた。
 元々文学志向の強かった金井はこうした状況を踏まえて文学の世界を通じた静かな告発を目指す。中国文化連盟発行の「中国文化」や中国新聞社の「月刊中国」誌上で文学志望の青年たちに執筆を勧め、’49年には広島ペンクラブの設立に尽力し、文学を通じた静かな告発に取り組む。

 この時期から原爆関係資料の収集を始め、‘52年に社会学芸部(後の文化部)に移り農民文学の山代巴や民俗学者の宮本常一の影響で地域文化の振興にあたる。山代からは情熱を宮本からは人を見る目を教えられる…と、小池教授は指摘する。
 ビキニ水爆実験による第五福竜丸事件の「死の灰」を機に金井達の広島の平和思想が「原爆白書運動」として本格的に動き出す。≪続く≫

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