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2010年11月12日 (金)

世界のモデル都市広島―人間と地球が共存できる都市

世界各国の「豊かさと環境への優しさの関係」を示すという図が、日経ビジネス2010・9・10号に紹介されていた。

この図の示すところは、「アメリカは生活の質は高いが、メチャクチャにガソリンを使うこともあり、地球に大きな負担をかけている国である。あまり好ましい国とはいえない。
 アフリカの国々は、地球に負荷はかけていないが、貧しく、生活の質は低い。あまり住みたい国とはいえない」
ということでは、「日本は生活の質が高く、環境負荷がそれほど高くない国としていい評価されることになり、中国は生活の質はそれほど高くはないが、環境負荷が低いということで、それぞれそれなりに好ましい国ということになる」ということのようだ。
ここでは、これからの時代にあっては、生活の質は高く、環境負荷の低くすることで、「人間と地球が共存できる国」になることだという。

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これまで、生活の質をあげることが正しいこととされ、それが地球環境にどのような負担をかけているかというようなことについては、殆ど無視されてきた。
日本が戦争に負けて、食う物にも困った頃、あの豊かなアメリカは理想の国であり、日本はひたすらアメリカのような国なりたいと、追いかけてきた。
それがこの基準を当てはめると、「そうじゃない。アメリカのような国は好ましい国ではない。日本のような国の方が好ましい国だ」というのだ。

中国は、急激に経済発展を遂げていることで、どんどん地球環境に負担をかけるようになってきているので、そう簡単に地球と共存できる国になるとは思えない。
それでも、この日経ビジネスの記事を読むと、中国は負荷をかけない社会を作りだすにはどうしたらいいかということを目標にして、国をリードしているのだという。

国としてのこのようにきちんと基準をつくり、目標を定めれば、政策の立案は随分とやりやすくなることは確かだ。

この基準を都市に当てはめたらどうなるのだろうか。


最近はスマートシティということが、よくいわれる。
ネットで調べてみると、
『スマートシティとは、最新技術を駆使してエネルギー効率を高め、省資源化を徹底した環境配慮型の街を指し、そこではエネルギー関連はもちろん、水、交通、廃棄物など、あらゆる産業が絡み、多くの最新技術が使われる。
 その市場規模も巨大だ。スマートシティの中核技術の一つであるスマートグリッド(次世代送電網)について、日米欧で進められているプロジェクトの投資額を合計しただけでも、2030年までの累計で100兆円を大きく超える(野村証券の予測)。スマートシティ全体となると、都市インフラ整備への投資額が2030年までに世界で41兆米ドル(1米ドル91円の換算で約3730兆円)という途方もない数字になる(ブーズ・アンド・カンパニーの調査)』
だという。
凄まじいビジネスチャンスがそこにあるというのだ。
すでにスマートシティを実現するというビジネスとしてアラップグループ等の世界的な企業も生まれてきているという。

しかしこうした動きに対し、アメリカの社会学者のサスキア・サッセン氏は、そんな完全装備の都市は建設維持管理費が高く、とても持ちこたえられない、実験的な試みに留まるだろうと警告している。
これからの本当の都市の有り方は、企業化せずに生き続ける都市を目指すべきだといっている。
そうした都市を「グローバルシティ」と名付けているようだ。

「人間と地球環境が共存できる都市=グローバルシティ」と「スマートシティ」とは、同じ方向を目指しているように見えるが、その中身は随分と違うようだ。

広島市は、それほど広くない太田川のデルタ地帯にマンションが建ち、人の集積度はかなり高い。
路面電車の広電、アストラムラインが走り、中心市街地にデパート、市役所、事務所、病院等生活に必要な施設は全て揃っている。
広島市は100万都市であることで、広響、カープもあり、お茶の上田宗箇流があり、縮景園もある。
幾つもの大学もある。
マツダの工場があり、産業廃棄物の少ない、かなり高度なレベルのものつくりの都市になっている。
世界中から沢山の文化人もやってくる。
広島市は、生活の質はかなり高く、地球環境にかける負担も極めて低い都市だ。

グローバルシティ「人間と地球が共存できる都市」という視点からみれば、世界の都市が目指すべき都市は、広島市のような都市だということになる。
つまり、広島市は世界のモデル都市として最も相応しい都市だということになる。

一時、広島市は道路も狭いところが多く、街の広がりもないから、岡山に比べ発展性がない。
だから駄目だというようなことが良くいわれてきた。
それはアメリカ的な車社会を前提にした都市が望ましい都市であると思われていた時代のこといえそうだ。

この広島市の街の有り方を、各種のインフラ技術を、これからのまちづくりの技術として、海外の都市に輸出することを考えるべきかもしれない。

例えば、
広島市まちづくり市民交流プラザ、アステールプラザ等の中心市街地の施設の有り方。
NPO等まちづくりの活動。
中心市街地のデパート、市役所、病院の立地と駐車場システム。
路面電車の広電とアストラムラインとバスの組み合わせの交通システム。
アストラムラインの自転車のパークアンドライドのシステム。
そうしたことを上手く街づくりのメニューとしてに整理できれば、案外それは大きな輸出産業となるかもしれない。

そうなれば面白い。

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