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2010年11月21日 (日)

可笑屋

可部の街には古い民家が数多く残っている。
そんな古い民家の街並の価値は戦後ずっと忘れられていたが、近年になってようやくその価値が見直されるようになった。

この可笑屋は、150年前に建てられたという繭問屋旧松井邸を、地元の「NPO法人ウイングかべ」の人たち数年前に取得し、改築したという。

2008年6月には近隣の民家と共に「広島市街づくりデザイン賞(街並み部門)」も受賞したという。

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可笑屋の黒い木部と白い壁と瓦の建物は大変美しい。
入口を入ると、すぐのところには兎の人形、布製のバッグ等の雑貨、絵ハガキ、お菓子、可部で作られたお米等が並べられている。
2階は手作りのテーブル、椅子が置かれ、カフェになっている。
コーヒーに大きなケーキが付いて600円だ。
安い。

2階の別の部屋には、小さなステージが設けられている。
コンサートや演劇もでき、カラオケ大会も催されるという。

別の部屋では手芸教室、パソコン教室も開かれているようだ。

ここ可笑屋は地域の人たちによって作られ、運営されているいわば民設民営の公民館、ホールといえる。
あちこちにある公民館、ホールより、地域の人たちの思いが伝わってくる。

可部に住む人たちだけでなく、私のように市内から来た人にとっても楽しい施設になっている。

可笑屋の隣には大きな古民家があるが、庇は腐り、ひしゃげて、今にも崩れそうになっている。
早急に手を加える必要がありそうだ。

こうした古民家は、原爆で古い建物を全て無くした広島にとっては極めて貴重な施設となっている。

改修して、宿泊施設として使ってもいいし、いろんな使い方ができそうだ。
昔ながらの醤油の醸造も復活して欲しい。

これからは、官が何か作って、市民がつかうというのでなく、この可笑屋のように、地元の人たちが施設をつくり、運営する活動に、行政が補助していく仕組みのほうがいいんじゃないだろうか。

可笑屋は、古民家としての価値と共に地域の施設としてのあり方について考えさせられた。

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