「特捜検事の逮捕」②
厚労省『文書偽造事件』を巡って被告を冤罪に陥れる証拠を改ざんした大阪地検特捜部主任が最高検に逮捕された。事件はお手柄を追う一検事の発想で捏造されたのか…それとも検察の体質が生んだのか…日本の司法制度の根幹を揺るがしかねない大問題だ…。
検察庁の中で常設の特別捜査部は東京地検と大阪地検にしかない。高検や最高検にも無く特殊な事件に限って高検でも最高検でもなく特捜部が担当する。
「東京地検の特捜部」は敗戦の翌々年、昭和22年に旧軍隊の軍需物資を取り締まる『隠退蔵物資事件捜査部』として発足した。当時、敗戦国日本は連合国軍司令部GHQの管理下にあって創られ、米軍の大きな影響を受けた。現在でも特捜部はCIAの教育を受けないとトップになれない…CIAの出先機関と言われ、「国策捜査」は特捜の専権事項になって来た。
政治的意図や世論に沿って検察が「まず訴追ありき」で捜査を進める「国策捜査」「公安事件」は政治家の汚職、大型脱税、経済事件、造船疑獄、外務省機密漏洩、ロッキード事件…鈴木宗男事件と手掛けた実績は大きい。
そのトップ達が経済事件の厳罰化で経済界の各企業にコンプライアンス(法令順守)需要に応えて迎えられ傾向は何と見るべきだろう…か。
検察が事件をつくりヤメ検・弁護士が弁護する「法曹界のマッチポンプ」構図(連携して火をつけては消す)…と厳しい批判の向きも、否定で出来なくなる?
逮捕された前田大阪地検特捜主任は因みに広大法学部出身で広島にも勤務経験がある。
「容疑者の気持ちになって本音を引き出すのが旨い」と評価の半面「功名心が強く無理な捜査をする」との批判もあったようだ。
「当時の上司に報告していた」と認める前田検事の供述を基に事情聴取が始まった。
「組織的犯行になるのか…更に逮捕者は出るのか」「大阪地検は改ざんを何時把握したのか」「気付いた時点で止められなかったのか」多くの疑問が浮かぶ。
小沢一郎政治資金事件の捜査等も担当しており、今一度の洗い直しが求められる…ことになるだろう?政府の対応も注目される?
当然、最高検の責任や今後の特捜の存在やあり方も問われる事になる。
地に落ちた信頼を取り戻し、再生への道のりは遠く厳しい。
菅新政権の存在が問われる問題も含んでいる。
当分、目が離せない事件だ。 <9月24日・記>
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