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2010年10月 9日 (土)

広島移民特区と多様性

「広島の街を歩くと、外国人が多いのに驚く」と、東京からきた友人がいっていた。
2009年の広島市の外国人宿泊者数は約28万人、宿泊しない人を含めた観光客は50万人を越えるという。

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日本国内の外国人登録者数はすでに200万人をこえている。
広島市内の外国人登録者数も1.5万人を越えているという。
広島市内に住む外国人は、人口の約1%になる。

カープやサンフレッチェの選手にもかなりの外国人がいる。

別府にある立命館アジア太平洋大学の就職率、偏差値も急激にアップしているが、キャンパスの表示は日本語と英語だという。
世界の97カ国、地域から集まった「国際学生」と呼ばれる約2500人の留学生が、学部学生の約44%を占めているという。
広島大学の外国人留学生は、2010年にようやく1,000人を越えたという。
学生数が1.3万人だから1%弱程度だ。
まだまだ少ない。

それにしても、日本の国際化は着々と進んでいることは確かだ。

日本の製造業は、すでに外国人労働者無しではやっていけないほどになっているという。
経済産業省の試算では「生産年齢人口のピーク(1995年)を維持するためには、単純計算で2030年までに約1800万人(年平均50万人程度)もの外国人を受け入れる必要が生じる」としている。

そうしたこともあって、2003年、自民党の若手議員が、日本を憧れの国にしたいと、「移民1,000万人構想」を提案した。
日本の人口の約1割の移民を受け入れようということだったが、あまり議論になることもなかった。

様々な形での日本の国際化は進んでいるが、現状は、日本は世界的に見ても、極めて厳しい移民制限を行っている国であり、極端に移民が少ない。
島国であったこともあるのだろうが、国民はなんとなく外国人に対して強い違和感を持っている。

しかし、色々問題はあるが、EUの国々をみても、移民を認めるのは世界的な流れになっている。
日本だけが孤立して、これだけ厳しい移民規制をいつまで、続けるわけにはいかないだろう。

アメリカはそもそもの成り立ちからいって移民の国だが、いまでも移民は多く、不法滞在者も多い。
それがアメリカの発展のベースになっているともいわれている。

国の人口問題研究所は2008年の人口は1.27億人で、2050年の推計人口を25%減の0.95憶人と推計している。
広島市の人口も、単純に計算すれば、116万人から87万人程度に減るということになる。

急激に人口が増えることも問題だが、減るのはもっと厄介だ。
それに少子高齢化という問題もくっついてくる。

それならいっそ、広島市が先頭をきって、移民を認めるという「移民特区」にしたらどうだろうか。

日本全体で移民を認めるというのは、かなり難しいだろうと思うが、
世界平和市長会議会長都市の広島市が、特区として移民を認めるというのは、極めて意味のあることだと思う。

広島市で移民を受け入れるということになれば、それはEUのようにただ単純に不足している労働力を補うという意味での移民を認めるというのでなく、「様々な国々からの多様な移民が住む都市を作ることが、世界の平和を実現することになる」ということで移民政策を捉えたらどうだろうか。

EUでもどこでも、移民を受け入れた時、どこに住むかが、まず重要な問題になる。
広島市内には、空き家は少なくとも5万戸、多めに見積もれば10万戸はあるだろうと思われる。
市営住宅の空き家も相当にあるようだ。
こんな国は世界にもない。
そうした住宅を受け入れ施設として使えば、住むところは充分ある。
1戸あたり、3人住むとすれば、3人×5万戸で15万人の住宅は直ぐ確保できるということだ。

働く場所だが、
広島に住む外国人労働者は、現状としては殆どがマツダ関連の製造業に従事していると思うが、これからはより発展性のあり、かなりの人手不足が生じると思われる観光等のサービス業、或いはIT関連等の分野が考えられる。
広島が世界の医療産業都市を目指すとすれば、介護関連の職員も絶対的に不足するだろうから、そうした分野の移民も受け入れたらいい。

広島市内で毎年5千人程度の移民を受け入れるとすると、10年間で5万人だ。
それでも、広島市の人口減少のスピードには、追い付かないだろうと思う。

アメリカは18歳になったら、どちらかの国籍を選ばなければいけないが、カナダは終身2重国籍を認めているそうだ。
投票する選挙区も住所か、勤務先か、自由に選べるのだという。

生物多様性は生物の生存の条件だとも言われている。

移民という異分子を認めるということは、心理的にはなかなか抵抗があるが、人間社会の多様性を認めるということでもある。

相手を認める、多様性を認めることは、人類が生き残る条件だろう。
それが平和への道でもあり、経済発展への条件だということも理解する必要があるようだ。

「移民特区」となることは、広島市が、世界が多様性をもつ社会になることの先導役となる上で、大きな意味を持つのではないだろうか。

世界中から沢山の人々が集まるオリンピック広島大会に合わせて、広島市を「移民特区」としたらいい。
オリンピック広島大会がより価値のある大会になるのではないだろうか。

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