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2010年10月15日 (金)

空き家ホテル.COMとオリンピック広島大会

9月末に提出されたオリンピック広島大会の計画書によれば、オリンピック関係者に対しての宿泊施設は、メインスタジアムから50KM圏内に1.8万室のホテルと、大型客船の6千室、新幹線の1時間圏内にあるホテル等により6.7万室が提供できるとしている。

またオリンピックを広島大会の観客数は、日本各地で開かれるサッカー予選の観客99万人を含め、延べ605万人、総宿泊客数は92万人、1日最大の宿泊客数は8万人と見込んでいる。
新幹線の1時間半圏内の大阪、福岡まで含めれば、充分対応は可能だとしている。

いずれにしろ、オリンピック広島大会にあっては、観客の宿泊施設を広島市内に確保するのは難しいと考えているようだ。

しかし、オリンピックを見に来た漢訳にすれば、どうせなら会場に近い広島市内に泊まりたいと思うのは当然だろう。
ということで、もしそうした観客に対する必要宿泊室数を計算すると、
サッカー予選の広島市以外の観客数は16%だから、それと同じ率で広島市内宿泊希望者がいるとすれば、広島市内1日あたり6.7万人分の宿泊施設が必要ということになる。
1室2人としても、約3.4万室の宿泊施設が必要ということになる。
ホテルとしてまともに作れば、その建設費だけで、少なくとも10坪×100万円×3.4万室=3,400億円が必要ということになる。
3.4万室の客室を、これから作ろうったって、そう簡単なことではない。

もし仮に、作ったとしても、オリンピックが終われば、現行の1.8万室で充分ということになり、3.4万室のホテルは不要ということになる。
オリンピックがおわれば、お客はいないということで、経営がなりたたなくなり、閉鎖&倒産ということになるというわけだ。

万博等何か大きなイベントあると、それに合わせてホテルや色々な施設が作られるが、イベントが終わると、あとの維持管理、経営に苦しむことになるというのが通例だ。

冬の5輪を控えたバンクーバーでは、宿泊スペースが足りないということで、月4.9万円の家賃の家が、いままでの借主を追い出し、週101万円で、ネットに掲載されたという記事を読んだこともある。
3週間で303万円になる。
オリンピック開催期間中だけでも貸せれば、その後数年間は借主がいなくともやっていけるという計算だろう。

五輪ではそのくらい部屋が足りなくなるようだ。
宿泊施設が足りなくなるというのは、広島に限ったことではない。

そうしたことでは、バンクーバーの例のように、民間の賃貸住宅をオリンピックの観客の宿泊施設として提供してもらう手もあるが、
1つは、市民からホームステイのような形で、部屋を提供してもらうという案もある。
子供が家を出ていって、空いている部屋を持つ家は、広島市内にはそれこそ膨大な数があるはずだ。
祖父母が亡くなって、空いているというケースもあるだろう。
我が家でも、娘が結婚して家をでていったので、1部屋空いている。
広島市内のお宅の空き室をオリンピック期間中提供してもらうという方法がある。

もう1つは、市内にある空き家を宿泊施設として利用する案だ。
総務省の統計によれば、全国に空き家は5軒に1軒程度あるという。
そこから推計すると、広島市内には約10万室の空き家があるということになる。
恐ろしい数だ。
こんな凄まじい数の空き家があるというのは、豊かで、少子高齢化した、日本ならではの現象だろう。

その空き家を、一時的に宿泊施設として提供してもらったらどうだろうか。
1戸平均2LDKとすると、1.7万戸で3.4万室ということになる。
1部屋に2人泊まれば、それだけで6.8万人泊まれることになる。
算術上は、それでオリンピック広島大会に来た宿泊希望者は全員泊まれることになる。

京都では随分と以前から町屋を改装して宿泊施設としている例もある。
呉市でも普通の民家を改装して宿泊施設として提供することも始めた。

現に広島市内でも、もともとは普通の民家だったろうと思われるような旅館が何軒もある。
畳の部屋で、隣の部屋とは障子や襖で仕切られている程度のようだが、安いということもあり、若者や外国人にも人気があるようだ。
そうした小さな旅館では食事なしが普通のようだ。
朝食は近くのカフェでモーニングサービス、ランチはコンビニ弁当、夕食は友人と居酒屋で、というパターンらしい。

案外コンクリートの壁に囲まれた小さな個室のビジネスホテルより、こちらの方が温かみもあり、面白いかもしれない。

1_2

宿泊施設して使用できるようにするためにはそれなりの改修工事も必要だろう。
1戸100万円とすれば、1.7万戸で、170億円だ。

空き家の改修程度なら、地元の工務店で充分できる。
170億円のオリンピック特需が生まれることになる。

広島市内の空き家ホテルに宿泊し、食事したとすると、その費用を1人当たり1万円とすれば、オリンピック期間中の広島市内の宿泊者の直接の経済効果だけでも670億円ということになる。
波及効果は軽く1千億円を越えるだろう。

そうした様々の経済波及効果を考えれば、空き家ホテルへの改修工事の費用を、広島市が負担しても、充分お釣りがくる。

オリンピック開催期間中は宿泊施設として使うが、その後はまた自分たちで使ってもいいし、ホテルとして使ってもいいだろう。

いずれにしろ、空き家の所有者にとっては、オリンピックのおかげで、結構な改修工事ができたということになる。

「オリンピックの時、空いている家に対して100万円の改修費を出すから、提供してくれるか」と友人に話したら、「両親がなくなって空き家になっている家もあるけど、オリンピック期間中、私が友人の家に泊まって、今済んでいる家を提供してもいい。是非応募したい」といっていた。
彼の家は庭つきの随分と立派な家だ。
こんな家なら、日本人の生活の経験もできると外国人も喜ぶだろう。
募集すれば、ピン・キリで、空き家は結構集まりそうだ。

オリンピック開催以降にあっても、8・6の際や、ちょっと大きなイベント開かれると広島市内のホテルが年に数回不足することがある。
こうして作られた空き家ホテルを、そうした時の受け皿として使ってもいい。

空き家ホテルは市内あちこちに散らばって存在することになるが、それを探すのはそれこそネットの検索システムの出番だ。
広島市内全域にフリースポットを設置し、ネットで空き家ホテルを検索できるようにしたらいい。

どんな空き家ホテルが、どこにあるかの情報はネット上になら、詳細に載せられる。
空き家ホテルのホームページとして「空き家ホテル.COM」を作るのだ。

鍵などの管理もするボランティアとかカフェ、レストランに委託してもいいだろうが、それを組織するビジネスを立ち上げてもいいだろう。

空き家をホテルとして利用できるようにするには、防災上の問題とか、衛生法上の問題とかをクリアしなければいけないだろう。

そのためには「広島空き家特区」としてもいいだろう。

そんなシステムができ、宿泊場所を探す心配もなくなれば、広島でちょっとした大きなイベントがどんどん開催することも可能になるだろうと思う。

それにしても、どんな問題があるのか、テストケースとして、早急に空き家ホテルの改修、運営をやってみたらいい。
意外と広島の新しい魅力となるかもしれない。

「空き家ホテル」はネット時代にあって、初めて可能になるビジネスだ。
広島市はE-都市・広島を標榜している。
広島発のベンチャービジネスとして、広島市が支援したらいい。

空き家ホテル.COMというシステムが創りだせれば、それは日本発の新しいビジネスモデルとして発展していく可能性すらある。

それは、これからのオリンピックのあり方を変えるかもしれない?

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