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2010年10月22日 (金)

まち歩き 谷根千

結婚式の翌日、谷中、千駄木、根津のあたりを散歩した。

JR山手線日暮里駅の北口の改札口の前の壁にはこの地域の街案内の地図が沢山並べられている。
いまではすっかりまち歩きの名所となっているようだ。

駅を出て、階段を下りると、ちょっと広い道路のすぐその先、谷中銀座と書かれた看板の下をくぐると、急に道幅が狭くなり、間口2間くらいの小さなお店がずらっと並んでいる。
道幅だって4Mもないだろう。

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道にはみ出して椅子、テープルがおかれ、鉄板の上ではイカが焼かれ、飴とかも売っていた。
そば屋さんもあった。
お店の中は薄暗く、かなりのお年寄りがサービスしていた。
サービスするというより、お客とお喋りしているという感じだ。
どのお店も、今では防災上、建築基準法上許可にならないだろう古い木造のお店だ。
そういえば昔こんなお店で食べた記憶がある。

本屋さんの店先では、そのお店をデザインした起こしハガキを売っていた。
記念にと1枚買った。
1枚350円だから結構高い。

谷中銀座を通り過ぎ、間口1間もない小さな帽子店があった。
ハンチングを買ったが、よく見れば中国製と書かれていた。

少しいくと、明らかに普通の住宅が、「玄関を入って、靴を脱いで2階にお上がりください。商品は2階あります」と書かれたお店もある。

いせ辰という千代紙のお店は宝永年間から続くという由緒あるお店のようだが、お店の構えはその辺にある10坪くらいの小さな木造のお店だ。

ここの千代紙は、紙はどこそこの和紙に、版木に掘られた模様を何枚も重ねて摺って、ようやく完成しますという説明書きが脇に添えられている。
千代紙も、模様の美しさだけだったら、普通の印刷の方がはるかに綺麗だし、安いだろうが、版画の芸術作品であるかような価値を感じ、数枚買った。

三崎坂の途中には、最近できたのだろうギャラリー81という北欧の金属飾り物のお店もある。
コーヒーも飲めるし、日本の銘酒も飲めるようになっている。

この街には様々の人の歴史や、思い入れ、文化がある。

ゆめタウンやイオンの郊外型大型ショッピングセンターとは明らかに違っている。

ショッピングセンターには商品を買いに行くが、ここに買い物に行くのではない。

人や歴史、文化に会いに行くのだ。

根津神社という大きな歴史ある建物もある。
隣接して、東大の本郷のキャンパス、芸大のキャンパスもある。
上野公園もある。

そんな様々な施設、文化がこの地域にはある。
それが街の楽しさ、面白さを作り出しているということを改めて感じる。

この地域に住む森あゆみ,仰木ひろみ、山崎範子さんの3人が地域のよさを伝えようと始めた雑誌の果たした役割は大きい。

1998年に発行された雑誌55号を1冊買った。
根津に住んでいた林芙美子の歩いた町についての3人の対談、千駄木の浜松学生寮の探訪記事、七輪についての蘊蓄がイラスト入りで紹介されている。

「町のアーカイヴス ベスト オブ 谷根千」には、
『最初は「私たちの住む街には東京には珍しい自然や、戦災、地震に耐えた建築物、暮らしぶり、人情が沢山ある。そんなことをきちんと紹介したいということで、わずか12ページの雑誌をつくり、お祭りで売ったら驚くほどの反響があり、予定以上に売れ、いつのまにか25年も続いた」と書かれている。

その雑誌谷根千1号が発行されたのが、19884年10月というから、世はバブルの最盛期、巨大開発が続々とされていた時代だ。
そうした流れに抵抗して生まれたのがこの雑誌だ。

その後、この雑誌がマスコミで大きく取り上げられ、いつのまにか谷中、根津、千駄ヶ谷の地域を谷根千と称するようになったようだ。

街作りに果たしたこの雑誌の役割は大きい。

広島にだって、これに類した話はたくさんあるはずだ。

JTゆめタウンやソレイユには、そんな話はない。

鷹橋商店街も、ソレイユもどきのあんなアーケードは取り外し、東京の資本の企業にお店を貸すのでなく、自分たちがお客と話をするお店作ったらどうだろうか。

必要な品物はもう皆充分すぎるほど持っている。

今時代が求めているのはこんな谷根千のような街ではないだろうか。

そのためには、広島にも森、仰木、山崎さんのような人、ネット時代にはネット時代なりの情報発信をできる人でてくることを期待したい。

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