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2010年10月12日 (火)

「広島五輪計画」に寄せて①「市の負担は52億円!?」

 広島市が2020年、夏季五輪の招致を目指す基本計画の原案をまとめた。
 平和の理念を掲げる大会として「原爆の日」の翌日に開会し、市の財政負担は52億円に抑えた。財政負担を理由に計画に異論が強かった議会の対応は?市民の理解と反応は?
 JOCやIOCが“平和五輪”と言う広島色をどう受け止めるか…注目される。

 基本計画案によると事業費は約4500億円。うち運営経費4329億円、招致費25億円、関連経費137億円。‘16年招致を目指した東京福岡の事業費7000億円に比べ大幅な圧縮だ。
 収入は放映権料729億円、ティケット528億円、企業協賛金1182億円、この他、内外から寄付金や助成金982億円を見込んでいる。赤字の場合は『国からの全面支援確保』だ?

 会期は8月7日から23日までの17日間。8月6日の開催を…の声もある様だ。
 28競技が37会場で実施され、開閉会式はビックアーチで特設スタンドを設置して、5万人から7万人に拡張する。マラソンは平和公園を発着点に市街地で行う。
 県外開催はサッカーの予選だけで、長崎や大阪など6会場。県内では東広島市でレスリングと柔道、呉市でバレー、福山でボートなど…。

 選手村は仮設ユニットで1,7万人分を設置し、関係者の宿泊施設は4万室の内主会場から50k圏は1,8万室、大型客船に大阪から福岡県までで確保する。

 競技会場は一切新設せずに既存や仮設で整備し、寄付金や仮設施設の資材売却による収入だけで大会運営費の3分の1を見込む等、過去の五輪には例のない策を盛り込んでいる。
 これらの財政負担軽減の工夫により、広島市の負担はわずか52億円とはじき出している。
 秋葉市長は『大都市で無くても可能な新しい五輪の開催モデル』を強調している。

 ‘94年のアジア大会で競技関連整備に3千億円を投じた広島市は財政難に陥った。
 結果的に市民の間で抵抗感が燻って来た経緯があるのは不思議ではない。
 このため、インフラ整備等に金を掛けず市の財政負担を極力抑えて招致開催経費4491億円の内、大会招致費15億円と大会関連経費37億円の計52億円(市民一人平均4400円)に抑えている…点は評価が高い。
 半面、組織委員会の費用として挙げられている992億円は世界中の市民や団体から募る寄付金や助成金で賄うとしているが、五輪史上初めての試みである。

 夏・冬のオリンピックをはじめ世界選手権大会で競技施設や宿泊施設を仮設や臨時対応して来た歴史は意外に知られていない。オリンピックでインフラ整備を進める従来の方策は先進国では再考の時期に来ている事はIOC自身が課題としている。

 一橋大の内海和男名誉教授によると「オリンピックが開催国や都市にどんなレガシー(遺産)が残せるか」…はIOCにとっても今、最大の関心事であり課題にもなっている。

 その点で「広島五輪」は「核兵器廃絶」という世界共通の政治課題であると同時にオリンピックが掲げて来た『平和の祭典という理念』に相応しい。同時に秋葉市長が指摘する『世界に先駆けて地方都市で開催する新モデル』としてJOCやIOCの理解は得られるチャンスは十分にある。

 メディアは一斉に「必要な物まで切り詰めた計画」「数字の根拠が定かでない」「目標達成の具体性に欠ける」「世界中からの寄付金など計画に不確実性が高い」などと厳しい批判の目を向けている。
メディアは本来こうした場合のチェック機関としての役割は大きい。

 しかし、評価的記事に全くお目にかからないのは何故だろうか?
 余りにも企画案が予想外でメディアの着想や発想を超えて評価の対象外になってしまった…従って、批判に走る…のは悲しい性と言うしかないのだろうか?

 市政を担当する記者達は『核兵器廃絶』は自らの課題・テーマであると同時にこの実現に尽力する事が使命…とする人達?だ。その一助になる知恵の一つや二つ絞れないとすると「これもまた、悲しからず」や…何かに恨みでもあるのだろうか?残念至極だ。
 今一度、広島市政記者クラブの担当記者のみなさん!可能な限り『広島五輪・基本計画案』の評価点と実現可能性を探る記事…に挑戦してみてはいかがだろうか?
今時の若い記者たちが正義感を振りかざした一部の平和主義者?の歴史観に惑わされている様にも思える節があるのは残念だ…。
 “正しい意見はジャーナリズムが生み育む“ものであって欲しい…。

 広島市は年内には議会と市民への説明を終わって『招致に名乗りを上げるかどうか?』の方向を示す。

 核兵器廃絶を目指す2020年の被爆地開催に世界史的な意義がある「広島五輪」の理念について、市民の理解を得るための手立てが十分になされるように…。期待したい。

(9月29日:記)

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