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2010年9月 8日 (水)

戸籍上「163歳」の生存?と社会不安

 高齢者の所在不明問題を巡って、各地で江戸時代の人が戸籍上の生存状態にあることが明らかになっている。戸籍上とは言え森鴎外や坂本竜馬の同級生達が生きていた…。
 笑い話のような事実に驚くばかりだ。

 三重県志摩市では黒船来航の6年前にあたる1847年(弘化4年)生まれの163歳の男性が、戸籍上いることが分かった…。
 大阪市では「安政の大獄」の前年1857年(安政4年)生まれの152歳の女性が…。
 大阪府柏原市では1860年生まれの150歳の女性以下8人の江戸時代生まれ…。
 大阪市では戸籍上は生存しているのに、住民基本台帳に登録されていない120歳以上が5125人に上っている。

 幸いにというかいずれの場合も住民基本台帳には登録されておらず、年金や健康保険などの住民サービスはうけていなかった…。

 所で、住民基本台帳は総務省の所管で、住民登録の抹殺は各自治体が居住実態の無い事を確認すれば自治体の権限で抹殺出来る。しかし、戸籍の所管は法務省で、除籍する場合は家族から死亡届けや失踪宣告の手続きで行われ、その他の場合は法務省に申請して許可を得る必要がある。だから、手続きは後回しに成り勝…だと云う。

 また、戸籍が紙で保存されていた時代は、保管場所を確保するために除籍を行うことがあったが、戸籍法の改正で1994年以降は電算化に伴って物理的な除籍の必要性が薄くなっている上に…戸籍抹殺は自治体の義務や責任がない所に問題もある…。
 保管場所に困らず、放置していても特に弊害が無い除籍作業より、出生届や死亡届け等の処理が優先されてきた為との指摘もある。また、戦争中の混乱や阪神大震災の後などで死亡届けが未提出のままに成っているケースや、電算化の際にこれらの配慮がされなかった可能性も高い。

 従って、自治体は所在が判らない人を職権で台帳から削除出来るが、都道府県の間で大きなばらつきがあるのが実態。削除が進めば台帳との実態のズレは無くなるが、削除された人は行政サービスの基本的な対象から外される…。削除に対する自治体の考え方や姿勢の差が、不明者数の違いに現れている…。単に行政手続き上の問題…では片付けられない。

 行政サービスの対象から外された人はホームレス化の可能性が高く、全国2万人と見られるホームレスの高齢化も進んで「不明高齢者予備軍」となっている。
 新たな社会不安を抱える問題だ…。

 このままでは、精査が進めば170歳、180歳いや200歳も出てくるだろう。
 政府はこの機にホームレス高齢者対策を含む戸籍の定期的チェックと除籍の扱いに関する新しい法制化を急がない限り、同じ事が繰り返される事に成りかねない。≪25日:記≫

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