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2010年7月 8日 (木)

桑田真澄の「心の野球」①

 今後、自分の関わりた野球の在り方をテレビで聞いて興味を持って見つめて来た桑田真澄が早稲田の大学院を優等生で卒業し一層関心を高めていた。
 「心の野球」はスポーツ根性もの?ではなく、愚直な彼の自伝的な野球・人生哲学だ。

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 桑田はPL学園で一年生からエースとして活躍し、5回大会連続で甲子園に出場し、2回の優勝をして巨人にドラフト一位で入団し、栄光のエース背番号18番を守り続けた。

 その桑田は決して楽なエース街道を歩んだ訳ではない。中学で既に注目された桑田には10校を超える高校から“野球特待生”の勧誘が来ていた。中には「桑田が入学したら他のレギュラーもセットで入学させる」勧誘もあった。中学の監督は桑田にセット入学を強く働きかけた。PL入学の希望が強い桑田は当然監督の申し出を「間違っている」と断る…。
 拒否された監督は「桑田は自分だけ良ければ良い…友情がない奴!」と烙印を押したうえ「PLに行けなくしてやる…」とはいて桑田が学校に出にくい環境を作ってしまった。

 桑田はPLに進学する為3年の3学期になってやむなく転校をすると云う選択をする。
 中学3年3学期で思わぬ苦悩に出会う桑田は「特待生は野球丈をやっていればよい、野球が上手ければ 大きい顔でいられる」と考える人もいるだろうが僕はそう思わない…。
 野球しか判らない人間にならないように…野球丈でなく勉強も遊びからも忍耐力や責任感自立心などを養って自分を高める…そこに恨節は無く桑田の教訓と哲学を育んでいった。

 「超効率的努力のススメ」という副題から、スマートでカッコイイ努力の仕方を手ほどきするのかと思いきや、実に愚直な努力の積み重ねで、努力の天才が辿る成長の段階だ。
 本の中では一貫して礼節や謙虚さや野球道具に人への感謝を説いている。これを「裏の努力」と古くさい表現をしでいるが、逆に新鮮味がある…ように思える。
 野球を通して感謝することの大切さ、努力する大切さ、無理と無駄のない努力をする…。

 この本の最大の魅力は人生のそれぞれの局面で桑田選手がどう考え、どのように難局を乗り越えたのか…その軌跡が、判りやすい言葉で書かれていてよく判る。
 右肘の手術から復活した時に奥さんからの手紙は思わず涙してしまう。
 “文武両道”を理想にサッカー部で励む中学生ななった孫の大直と高校でアメリカンフットボールを始めた颯太が揃って強い興味を持って読み始めた…。反応が楽しみだ。
 読書感想としては少し長いが2回に分けて紹介する。≪続く≫

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コメント

桑田さんは文武両道で本当にすごいです。
あきらめない姿勢は若い人は心に刻むべきです。
桑田さんくらいの実績があれば、早稲田の大学院に行かなくても、解説者や指導者としていくらでもあったでしょうに。桑田さんの文武両道魂は本当にすごい。今後もがんばってほしい

ところで、学生ゴルフのレベルは高い。
これからも、多くの学生の強豪選手がQTに挑戦し、プロとして活躍するだろう

そんななか、文武両道を見事に表現する学生ゴルファーが5人がいます。いわゆるゴルフ漬けで学業軽視になりがちであった、日本の学生ゴルフ時代に新しいタイプのアスリートが現れた

岐阜高校3年の吉桑佑太

彼は岐阜ジュニア2連覇、岐阜県学生ゴルフ選手権優勝、国体選手にも選ばれる。さらに全国大会の常連であり、全国高等学校ゴルフ選手権春季大会では22位と上位に

伊勢高校2年の北村聡馬

彼は全日本パブリックアマチュアゴルフ選手権優勝、日本アマベスト32、全国高等学校ゴルフ選手権3位など輝かしい成績をのこす


東大法学部4年の高野隆

彼は朝日杯争奪日本学生ゴルフ選手権には4回出場し、6位に入った。他にも、日本学生ゴルフ選手権3回出場、日本アマ出場、トップクラスで活躍する

九州大2年の永井貴之

彼は九州ジュニアゴルフ選手権4位、国体選手にも選ばれた。日本学生ゴルフ選手権出場、文部科学大臣杯争奪全日本大学・高等学校ゴルフ対抗戦出場などの結果を残している、全国大会の常連

和歌山県立医科大学医学部医学科1年の辻田晴也

彼は関西高等学校ゴルフ選手権2位、全国高等学校ゴルフ選手権に3回出場など、西日本医科総合体育大会2位、関西学生秋季新人戦2位の実績を持つ

文武両道5羽烏が将来プロゴルフ界で活躍すればなぁーと思います

ただ、彼らはわざわざ、厳しいプロの世界に行かなくても、彼らの学歴なら一流企業で就職あるいは公務員、医師などになり飯は満足に食っていけるのだろう。

でも、彼らには勝負してもらいたい。
ゴルフ一本で勝負をかけても、なかなか通用しないのがプロの世界。でも、彼らには意地を見せてほしい。

桑田さんのようにあきらめずにがんばってほしい。

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