メダカの展示会
メダカと言えば日本中の田んぼや池にいる…と思っていた。20年くらい前に広島の環境を守る「ふるさと自然守議」という企画に取り組んだ事がある。
当時まとめられた“ヒロシマ・レッドデーター・ブック”に記載された県内の絶滅危惧種の保護や保存を呼び掛け自然を守る取り組だった。
「メダカ」は日本で一番小さな淡水魚で稲作地帯にはどこにでもいて、古くから夏場に金魚売りが「メダカ」や「緋メダカ」を売り歩き、日本人にはなじみ深い。
所がこの頃、既に「メダカ」は県内では絶滅が危惧され、生息地域は本郷町の空港周辺の溜池に限定され、傾向は全国に波及して‘99年には環境庁が『絶滅危惧種』に指定した。
絶滅の原因は昭和30年代から急速に進んだ田んぼへの多量の農薬使用と圃場整備の促進で田んぼ脇の小川や溝がコンクリートの側溝に変わり、水質悪化が拍車をかけた…。
これを契機にナショナルトラスト運動やビオトーフなどの環境運動が盛んになって『メダカ』の復権運動が広がり、一気に品種改良なども手伝って家庭で楽しめる『メダカの飼育』はまさしく静かなブームになって人気を集めている…ようだ。

修理に出していたステッキを引き取りに出かけたついでにデパートの屋上で開かれている「メダカ祭り」をのぞいてみた。
全国の愛好家が観賞用に品種改良した120種3000匹ものメダカが展示されていた。
写真のメダカは広島の飼育家が9年がかりで改良し、今回初めて公開された「信長」だ。赤い鎧をまとい、鰭が刀のように見える事からの命名で、目が小さく体が透き通って見えるのも特徴の様です。因みに値段は5万円。
背中が青く光るメダカも人気を集めており、値段は一匹200円から数万円。会場には昔ながらのガラスケースから焼き物や合成樹脂製など飼育用の器やケースも取りそろえている。飼育法の指導もする“メダカ祭り”は百貨店の人出が少ない割には結構な集客だ。
“絶滅危惧”と言う日本の自然を守る環境保護の中から生まれた?『メダカ商売』は全国的に結構あちこちで展開され、繁盛しているようだ。
環境対策は皮肉にも驚きの「メダカ繁盛記」を生んだ…現実を見た…。
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