相撲協会「公益法人の返上」の覚悟で!!
9日付けの当ブログ「出来るか『相撲協会』改革」で、部屋の閉鎖はトカケのしっぽ切り、税法上の優遇を伴う“公益法人の返上“のみが抜本改革の出直し…と指摘した。
思いもよらず、その直後、賭博に関わった力士は「自己申告」と言いながら出るは!出るは!!幕内・十両の力士が110人前後、全力士700人の中で65人が関わっていた…。
大関琴光喜を筆頭に大嶽親方に幕内豊ノ島に続いて時津風親方、豪栄道。ついには武蔵川理事長の弟子の雅山にまで及び警察に託した…とする協会の対応は余りにお粗末だ。
繰り返しになるが相撲とヤクザ・暴力団との繋がりは戦前から地方巡業を地元のヤクザが興行の勧進元を務める“持ちツ持たれツの関係”があった。加えて、戦後の混乱期には弱い警察体制をカバーするように闇市の仕切りや見廻りで取り締まり当局≪警察>も“持ちツ持たれツ”だった時期がある。‘60年安保当時に警察機動隊の隣でデモ対策に駆り出されていた…と言う証言も多く…広島市民球場の警備が昭和30年代には「打越組」(暴力団)が取り仕切っていた…など、暴力団との関わりが指摘される事業や仕組みは多く、いまも決して断絶されていない。相撲協会はその典型だった…事が、今かい図らずも露呈した…。
これも繰り返しになるが、横綱大鵬関がまだ若かった頃、あの広域暴力団≪山口組の組長≪田岡≫と山口組の紋≪菱目≫の入った化粧回しを占めた写真をテレビの画面で見て驚いた…が案の定、と言うか…大鵬の娘婿で大鵬部屋を受け継いだ大嶽親方の関与に「やっぱり…」と思った相撲フアンも少なくないのではなかろうか?
テレビ各社は『相撲記者クラブOB』の評論家?達を使ってコメントしているが、相撲協会の便宜供与を丸受けした“老人・相撲記者”は残念ながら殆んど自分の食いぶちを繋ぐ為にコメントをしているに過ぎず、何ら改革や新提案などまったくない。お引き取り頂くのが良い?30数年前、東京支社の在勤中、岩国出身の魁傑関の取材に花篭部屋や関係先に出かけた。仕切りは“この人たち:OB記者”で随分権威主義を押し付けられ…往生した。
名古屋場所直前で相撲協会がどのような方向付けを示すか判らないが、重ねて「トカケのしっぽ切り」では収まらない…事を新聞もテレビも十分に協会幹部に叩きこむ役割を果たさなければいけまい。
文科大臣の「優勝インタビューで、貴方は野球賭博に関わりありませんか…という事だけはあってはならない」と述べていた事は大きなヒントだ。
相撲協会は名古屋場所を休場してでも徹底的に追及し『公益法人の自主返還』をも辞さない覚悟の取り組みしかあるまい…。<20日・記>
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