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2010年5月11日 (火)

北朝鮮の被爆者救援に寄せる想い

 北朝鮮に暮らす被爆者への支援について考える講演会と映画の上映会を開いた。
 日曜日の午後、200人近くが参加して3時間半に及ぶ会は途中で帰る人もなく盛会だった。

 『被爆者はどこにいても被爆者』は在韓被爆者の郭貴勲さんが‘02年に大阪高裁で勝ち取った判決だ。以後、政府は海外在住被爆者支援の拡大を徐々に定着させてきた。

 長年、日本の『過去』と『現在』をアジアの民衆の視点で捉えてきたホト・ジャーナリストの伊藤孝司さんは朝鮮民主主義人民共和国で暮らす被爆者の一人にスポットを当てた「ヒロシマ・ピョンヤン~棄てられた被爆者~』を制作した。

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 3歳の時、母親と入市被爆した。その後何も知らないまま、18歳の時に一人で祖国建設の為に北朝鮮に渡った李桂先さん(68)は59年後の‘04年に初めて被爆の事実を知る。
 健康を害している李さんは被爆者手帳の申請を希望するが日本政府は『在外公館を通じて…』を原則
に対応している。国交がなく日本公館が無い北朝鮮の被爆者は打つ手がない。かつては2千人を超える者が帰還した北朝鮮の被爆者は高齢化と後遺症?が進み、今は400人足らずと伝えられ、日本から差別の中で棄てられた状態が続いている。

 25日に開かれた北朝鮮の被爆者支援を考える講演会と映画上映会ではまず伊藤監督が立った。映画の最後に李さんが広島の大竹に住む母に向けて9分間にわたる想いを語る場面について語った。
 「見る人達がどれだけ自分のこととして受け止められるか。日本の朝鮮支配と被爆、加害の歴史を正面から捉え、忘れられた存在を考え直してほしい」とこの映画に寄せる強い想いを訴えた。

 「はだしのゲン」や丸木位里・俊夫妻の「ヒロシマ」や「カラス」が自分にとってこの問題の原点と言う広島市立大の金栄鎬準教授は東京生まれの在日3世。『日朝不正常関係の中の在朝被爆者』をテーマに講演し「早急な人道支援が必要」と指摘した。

 未だに国交がなく不正常な関係の日朝は核開発や拉致問題と殖民地化の歴史の中にあって、在韓被爆者と比べて在朝被爆者には大きな差別を残したままの状態が維持されている。
 この現実を「国交がない」というだけで放置することは最早、人道上許されない。歴史上、殖民地被害側が国交正常化求め、加害の側が拒否した状態が続くのは異常なことで、「早急な人道支援は日本政府の責任」と強調する。

 2人の発言にはそれぞれ日本から見捨てられた北朝鮮の被爆者に寄せる強い想いを感じた。
 不正常な日朝関係は拉致問題にも増して、人道的な被爆者支援が重要で、これが国交正常化の入口に成る可能性は強い。
 日韓合併百年の今年、いま一度、歴史を正視した北朝鮮被爆者支援は焦眉の急…との認識が必要に思える。
 その為の手掛かりに、映画「ヒロシマ・ピョンヤン~棄てられた被爆者~」は大きな手掛かりに成る。ぜひ、普及に活用ください。

上映の連絡先:〒730-0853 広島市中区堺町1-2-9 貴志ビルf1・
広島映画センター:082-293-1119
http://www.jca.apc.org/~earth/

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