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2010年5月15日 (土)

フラワーフェスティバル 2010

今年のフラワーフェスティバルも無事終わった。
3日間とも晴れたこともあって、昨年より7万人多い168.4万人と歴代3番目の人出だったという。

「フラワーフェスティバルというから、花のお祭りだと思ってた。花なんてないじゃないか」
と東京から来た友人にいわれた。

そういわれてみれば、本物の花は平和資料館の前に作られた「花の塔」を飾る花と、パレードの先頭を走った花電車、
それに今年から加わった平和公園の芝生火広場に花のじゅうたん程度だ。
以前開かれた緑化フェア等とは大分様子が違う。

敢えていえば、フラワーフェスティバルのテーマである「きっと咲く!つないだ手と手に 平和の花」、そして仮設ステージに名付けられたるさくらステージ、カーネーションステージ、さつきステージとか。
バーチャルな花が一杯咲いている。
まあそれでも、みんな楽しそうだからそれでいいじゃないか。

広島のフラワーフェスティバルは、電通とか博報堂とかの広告代理店が取り仕切っているのではなく、34年間という歴史の中で、市民が中心になって少しずつの内容を充実させてきたことも大事なことだ。

2002年からは、5月5日に「きんさいYOSAKOIパレード」が加わった。

それぞれのグループは、おじさん、おばさん、それに若者、子供が、手作りだろう法被を着て、飛ぶようにして踊る。
なんともエネルギッシュで、格好いい。
これだけ恰好よく踊るには相当に練習したのだろうと思う。

お昼の12時から夕方6時ごろまでパレードは続く。
今ではフラワーフェスティバルのメインイベントになったようだ。

今年は54チーム2,600人が参加したという。
原爆資料館南に設けられたカーネーションステージではその技を競うコンテストも開かれた。

パレードは東の鶴見橋近くを出発し、平和公園で終わる。
1.2キロの間に、1グループは4回踊った。

どんなお祭りも、テーマは何か、どんな終わり方をするのかは極めて重要なことだ。
始まりよりも終わり方のほうが重要だ。

日本古来のお祭りは、通常五穀豊穣を願い、神社にお神輿を奉納して終わる。
「きんさいYOSAKOIパレード」は、「平和を願い、平和公園に納めて終わる」

フラワーフスティバルのパレードが西から東に向かって進むというのは、あり得ないことと誰しも思うだろうが、
それが、ごく自然にそうなっていたことが、このフラワーフェスティバルの凄いところだ。

でも平和公園と平和大通りの位置が逆になっていれば、パレードは西から東に向かっていたはずだ。

以前ある都市で、いろんなイベントができるようにと広場を作ったことがあるが、イベントは盛り上がらず、数も減り、いつの間にか、その広場も他の用途に変更され、消えてしまったということあった。

イベントを成功させるのには、賑わいを作ろうという思いを越えた「イベントのテーマとそれを象徴する空間」が必須の条件のようだ。
その都市の広場計画にはそれが欠けていたといえるようだ。

ソレイユやJTゆめタウンといったショッピングセンターにはいくつもの広場があるが、そこではそんなテーマをもったイベントを計画するのは難しいだろう。

それが中心市街地とショッピングセンターの大きな違いの1つなのだ。

フラワーフェスティバルには、そうしたテーマとそのための空間があるだけでなく、それに加えて、テーマを支える市民の思い、協力があった。
そうしたいくつもの要素が絡み合って、初めてイベントは成功するようだ。

5日の最終日の午後5時ごろ、三井ガーデンホテルの前のさくらステージの前は数百Mの間、通り抜けできないほどに混んでいた。
何事?
ガードマンが「側道におまわり下さい」と看板を掲げ、ハンドスピーカーで懸命に叫んでいた。
その数、何万人になるのだろか?
凄い数の人が道路に座りこんでいた。

聞けば西野カナさんのコンサートが、これから開かれるという。
西野カナ?
そんな歌手知らん?
携帯世代の歌姫だという。

1_3

フラワーフェスティバル期間中には、平和大通りに限らず、基町等市内のあちこちに仮設ステージが設けられた。
AからZまで計26か所もあるようだ。
カラオケの大会、トークショー、神楽とありとあらゆるイベントが催された。

このフラワーフェスティバルは今年で34回目だという。
1975年に広島東洋カープのセントラル・リーグ優勝パレードが行われ、当時としては驚異的な30万人を動員したことを契機にこのフェスティバルが始まった。
それが今では1日に50~60万人もの人が集まり、3日間で200万人近くもの人がくるイベントになった。
国内でのGW期間中の最大のイベントになっているという。

広島市には、それだけの人を集めるポテンシャルがあるということだ。

当然駐車場はパンク状態だろうし、アストラムライン、広電、バスの公共機関を使う人も多いはずだ。
本通り、うらぶくろ、いたる所が普段では見られない賑わいを見せていた。

金井氏はこうしたイベントの経済波及効果は1人当たり8千円だと言っていた。
そこから計算すると、168.4万人×8,000円=134億円ということになる。
たった3日間でこれだ。
凄い。

広島の街中にあるこうした広場、オープンスペースは長い歴史の中で育まれてきたことでその価値を創ってきた。
歴史の重みと広場の価値を改めて知った。

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