広島市現代美術館
比治山の山の上に広島現代美術館がある。
アクセスも悪いが、広島市現代美術館の展示内容は一般市民にはなかなかとっつきにくいこともあって、市民があの山の上まで行くことは少ない。
勿体ない。
建物の設計は黒川紀章市の設計。
美術作品は自然光を嫌うということもあってか、展示スペースは地下に作られ、外壁部分には殆ど窓がない。
日本に古くからある蔵をイメージしているのだろうが、ちょっと近づき難い雰囲気になっている。
建物は、周りの自然とも、景観とも隔絶されている。
階段を登らなければ、玄関ホールにも入れない。
車でいったら、駐車場はいつも満杯で止められない。
この日は、比治山の東、サティーの駐車場に車を止め、あの大きなエスカレーターを使って、現代美術館にいった。

土休日には、放影研の駐車場を解放するとかもしたらいい。
比治山の上からの展望は素晴らしい。
駐車し易くしたら、散歩がてら、美術館に寄るという人も増えるかもしれない。
そもそも現代美術は総じて難解だ。
純粋であること、最先端であること、見る人に考えることを要求することが多くなかなか近づき難い。
製作者には、俺の考えていることがそんなに簡単に解ってたまるかという思いもあるのだろうとすら思えてくる。
理解不能な世界に、現代の不条理があると嘯いていた人もいた。
理屈のない芸術、解りやすい芸術は、現代芸術ではないといった感じである。
私も学生の頃、サルトル、カミュ、ニーチェ、キルケゴールに夢中になっていたことがある。
知的であることと難解な言葉を発することとはイコールであると思っていた。
現代アートもそんな難解な美術の時代を経て、今や村上隆氏らの作品にみられるように、妙に突き抜けた解りやすい世界もある。
村上隆氏の可愛らしいマネキンのような作品が数億円もしたりする。
「どうして?」といいたくなる。
マンガも世界の言葉になった。
クール・ジャパンなんて言葉まで生まれた。
そうした解り易く、面白い文化も芸術だと近年は認められるようになった。
と同時に、日本の文化も世界に誇る産業にもなった。
現代美術館もこの際、隣接する漫画図書館と提携して、もっと解りやすく、多様なイベントをやったらいい。
コスプレも日本の素晴らしい文化の1つだ。
広島でも街中で不思議な格好をした少女たちを時々見かける。
服飾専門学校の先生と生徒のコスプレパレードをみたことがある。
広島市現代美術館はそんな専門学校と提携し、作品の発表会場となってもいいだろうと思う。
広島市現代美術館は内容も、アクセスも、環境ももっと取っ付きやすくする必要があるようだ。
« 花見とゴミとカラス | トップページ | 花吹雪・桜吹雪 »
「旅行・地域」カテゴリの記事
- 鎌倉プリンスホテルと江ノ電ケーキ(2026.05.08)
- OMO7横浜 新しいのに懐かしい ハマイズム(2026.04.22)
- サクラ切るバカ、ウメ切らぬバカ(2026.04.09)
- 3人の孫と京都旅行(2026.01.19)
- 和風居酒屋で「おばんざい」(2026.01.17)




コメント