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2010年4月 9日 (金)

許されない警察の危険行為? 

 1995年3月に国松警察庁長官が銃撃された事件が時効となり、警視庁は「オウム真理教グル―プのテロ」と断定する驚くべき見解を発表した。
 犯人を起訴できず時効が成立した事件で捜査機関が特定の組織・団体を犯人と断じる行為と姿勢はどんな人間や団体であっても法治国家で許される事ではない。
 オウム真理教の数々の事件は厳罰を求められるケースが多いが狙撃犯人を特定できないのになぜオウムと言えるのか。以外にもマスコミの警察批判が弱いのは何故だろうか…?

 事件は‘95年3月30日に起きた。その10日前に、地下鉄サリン事件が、22日にはオウム真理教の本部の家宅捜索の直後だった。
 警視庁はこれらの捜査を手掛けていた捜査の指揮を刑事部から「教団の報復」とみて公安部に切り替えた。『オウムが犯人と思わない者は捜査本部から出ていけ』と公言する幹部がいたと言うほど確証もないままの捜査がスタートした…。
 状況は①発生一時間後、テレビ局に「教団への捜査を中止しなければ国松長官らに危害を加える」との脅迫電話があった②事件翌日に教団が配布したビラに脅迫電話の時間が正確に記されていた③元教団幹部が在家信者だった元警視庁巡査長≪‘96年懲戒免職≫の関与をほのめかし、元巡査長のコートなどから火薬成分が検出された…などから教祖だった麻原の指示によるテロとの疑いを強めて捜査した。一旦は『長官を撃った』との自供を得るが、東京地検は「信用性に重大な疑問がある」と立件を見送り、不起訴処分とした…。

 警視庁は今回、改めて『捜査結果概要』を公表してオウムの関係者の行動や会話を列挙して『本事件は、教祖たる松本の意思の下で、教団信者のグループにより敢行された計画的、組織的なテロであったと認めた』と結論付けている。
 これについて警視庁は「個人の刑事責任を問う手続きと、組織の犯行を認められる理由を明らかにすることは別の事と考える」と説明している。敢えて冤罪を避けた訳でもない?しかし、一枚めくれば冤罪を生む体質が滲み出た危険な匂いが…とも言える。
 大々的に報じてきたマスコミも同罪…意識があって?…批判が鈍ったのか。

 過去の事件で時効を受けて、今回の様な容疑について見解が公表された例は無いと言う。
 オウム真理教がどれ程反社会的な集団であったかという事とは全く別の問題として、法治国家のルールを大きく逸脱した行為と言わざるを得ない。『捜査結果概要』での断定の根拠も曖昧な上、決め手になる証言や証拠は示されていない…。都合に良い部分だけをつまみ食いした、警察のメンツや体面を保とうとする論理だけが優先された…結果と言わざるを得ない。このまま放置されれば、古いようだが『民主警察』が消滅しかねない。
 警察庁や国・国家公安委員会は果たして今後どう対応するのだろうか…。

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