花吹雪・桜吹雪
桜の開花予想は今年から気象庁から民間の気象会社が参加して行われるようになった。
そのせいでは無かろうが、全国的に開花予測日が数日早くなった。広島は20~21日だったが最初の週に寒波が戻り、例年以上に桜の開花期間が長引いた。
先週の土日(3~4日)の平和公園の元安川の両岸はラッシュアワー並みの花見客で賑わった。満開の
桜を愛でながらお弁当を広げるグループと散策する家族ずれや若者で溢れかえっていた。
一方空鞘橋の上流、西本願寺別院に至る河岸は桜のトンネルを散歩で楽しむ人が多かった
本日、出かけてみると既に桜は散り始め、薄いピンクの花びらの塊があちこちに出来ている。
しかし、花はまだ十分に残っており次の土日(10~11日)は花びらがあたかも雪が吹雪いている様に舞い散る見納めの「花吹雪」が楽しめそうだ。
日本では、古来『桜』は俳句や和歌の世界では『花』と言い、特に『花吹雪』は『桜吹雪』であり、満開の桜が吹雪のように散る様子を言って、桜花の中でもでも一番美しい風情とされてきた…。
余談ながら『この桜吹雪が目に入らネーか…』はご存知、町奉行・遠山の金さん名台詞だ。片肌脱いだ白肌に薄い桃色の桜の花弁の刺青が浮かぶ…。江戸の街で町民の正義の味方は粋でいなせで桜吹雪は金さんのトレードマークだった。
日本人の美的意識を支えてきた代表的な物のひとつが「桜・花吹雪」と言え、花見は『花・桜吹雪の下』が最高だ…。それにしても桜吹雪の写真撮影は難しい…。
因みにこの時期、公園のごみ箱は溢れ桜吹雪も台無しになるが、以外にも自分達の出したごみを持ち帰る人達が多いのに接して感心した。歌舞音曲の持ち込みや泥酔客もいない。
みんな春を満喫している。桜花は清潔感や公徳心を刺激するのかもしれない。
今年最後の花見はもう一度“桜吹雪”を楽しめそうだ。
桜吹雪の後は一年で最も過ごし易い新芽輝く新緑の季節を迎える…。<4月7日:記>
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