アリスガーデンとロックンローラー
アリスガーデンでは、その時々でいろんなイベントが行われる。
先日アリスガーデンの脇を通りがかったら、ラジカセの音楽に合わせて若者たちが踊っていた。
思わず立ち止まって、見入った。
男は革ジャンに、足にぴったりの細いズボン、髪はリーゼント。
黒いサングラスをしている子もいる。
女の子はフワーッと広がるスカートにポニーテールの髪の毛。
踊るのは、あの1960年代に流行ったジルバやツイストだ。
随分と懐かしい音楽と踊りなのに、意外に新鮮さだ。

70年代から80年代にかけて、毎週日曜日になると表参道の歩行者天国に、竹の子族と呼ばれる若者が、全国から集まり、踊りの輪ができた。
最盛期には50グループ、2,000人以上になり、それを見ようと集まった観客は10万人にも膨れ上がったという。
数百Mにわたる歩行者天国は身動きも取れないほどになったともいう。
その頃は皆原色と大きな柄物の生地を多用した衣装に、鮮やかなメイクをしていた。
すぐ近くにある竹下通りのブティック竹の子の衣装を着ていたから、竹の子族と呼ばれたらしい。
原宿のホコテンというステージで、若者が時代の最先端を行くファッションで、最先端の音楽で踊っていたわけだ。
そのどこかひねた雰囲気が最高に恰好よかった。
しかしそんな竹の子族は10年も続かず、消えてしまった。
それがここアリスガーデンで「ストリートパーフォマンス」として甦ろうとしているのだろうか。
通りすがりでも見てくれる人がいるから、それなりの緊張感がある。
それが面白いのだろう。
帰ってきたロックンローラーとでもいうのだろうか。
そこには彼らなりの自己主張を感じる。
踊りたい若者たちはもっと沢山いそうだ。
市民球場跡地に広場ができれば、そこが、そんな若者たちのグループのパーフォマンス広場になりそうだ。
昔の若者だったおじさんも、おばさんも踊ればいい。
カラオケとは違った快感を味わえるかも知れない。
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