季語と季節感…
昨日は18度、今日は20度。4月下旬らか5月上旬の暖かさだ。平和大通りANAホテル筋向かいの緑地にある紅梅や平和公園の梅が良い香りを放ってほころび始めた。
この時期を現す代表的な句 “梅一輪 一輪ごとの 暖かさ“が浮かぶ…。


平和公園の無縁仏塚の前にある白梅の古木の根元は一抱えもある大木で枝の広がりは5メートルと大きい。全樹は五分咲きで遠目には全体を白く包んで美しい。追悼祈念館の南側の天神北町の慰霊碑に添うような紅梅の古木も少し開花していい香り放っている。
見ごろは一週間後くらいだろう。
最近の暦には余り使われていないが日本には季節を表す24節句がある。一年を24等分して、季節を分かりやすく表そうとして中国で生まれて日本に伝えられたものだ。
春夏秋冬を各6つに分けて気候と結びつけられているが旧暦であるため現代ではマッチしないズレもある。しかし、日本人の生活感を捉える上では今も立派に役立っている。
余り親しみがなく使わないものにアンダーラインを入れて書き出してみた。
因みに春の節句は節分の次の日『立春』<2月4日頃>草木の芽が出始める『雨水』<2月18日頃>冬眠していた虫が穴から這い出す『啓蟄』<3月6日頃>昼と夜の長さが『ほぼ同じ。彼岸の中日『春分』<3月21頃>春の陽気万物が清く明るくなる『清明』<4月5日頃>春の雨で穀物が育つ『穀雨』<4月20日頃>という具合だ。
清明、穀雨等は農家では生きているのかもしれないが一般的には使われない。しかし、毎月を2回の節句で季節感を表しているいい季節語だ。
夏になる頃<5月6日頃>『立夏』、動植物が成長し満ち足りてくる『小満』<5月21日頃>、種をまく<6月5日>『芒種』、昼が一番長い日『夏至』<6月22日頃>暑くなる『小暑』<7月7日頃>一番暑い時期『大暑』<7月23日頃>
秋は『立秋』<8月8日頃>この頃な暑さは“残暑”という、暑さが終わる『処暑』<8月23日頃>秋らしくなる『白露』<9月7日頃>昼夜の長さが同じ『秋分』<9月23日頃>露が冷たく感じられる『寒露』<10月8日頃>霜の降り始め『霜降』<10月23日頃>
冬になる頃『立冬』<11月8日頃>雪の気配『小雪』<11月23日頃>雪が本格的に降り始める『大雪』12月8日頃>寒の入り『小寒』<1月6日頃>最も寒い時期『大寒』<1月20日頃>。
この他で1月7日の七草粥、3月3日のひな祭り、5月5日の端午の節句、7月7日の七夕は未だ多くの人の生活に、若者の中にも活きている”5節句“がある。
私の暮らしの中に半分は生きている季節感を伴う言葉だ。
俳句の季語も同じように季節を表す言葉として多少は活きている。
温暖化の影響で自然の異変が大きいが、まだまだ春夏秋冬の盛りや変わり目は日本独特の持ち味として活きている。人々の感性を衰えさせない為にも季(節)語と季節感は大事にしたいものだ。
暮らしの中から消えそうな季節や習慣を表す言葉や意味を改めて手繰って見ると得をしたような気分だ。<2月23日:記>
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