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2010年3月 2日 (火)

マチナカ農場・漁場と「瀬戸内 海の道1兆円構想」

日本の食料自給率は、カロリーベースで、昭和40年度には73%であったが、年々下がり続け、今では41%だという。広島県は23%、広島市は3%だという。

広島市、広島県とも、人が住む市街地は極めて狭いにも拘わらず、その食糧自給率は驚くほど低い。
海にも面しているし、背後には広い山もあるのにだ。

食料の自給率を高めるには、何か全く次元の違った方法が必要のようだ。

マチナカにあるこのマリーナホップに、様々の野菜果物を生産する巨大な植物工場をつくり、それが成功すれば隣接する広島西飛行場にも広げてもいい。
そうなれば、それこそ、広島市の食料自給率だって相当に上がるはずだ。

植物工場として成立するためには、最先端の技術が必要だ。
太陽に代わる技術がLEDである。
青色LEDが開発されたことで、赤、青、黄色、緑、白と太陽に近い光が作り出せるようになったことも、LEDの効果を高めている。
LEDは消費電力も白熱灯の8分の1と少ない。
寿命も4万時間と長い。
LEDの照射時間をコントロールすることで、収穫時期も決められるようになったという。

水と土に変わるのが、水耕栽培の技術だ。
その水溶液の中に植物が育つのに必要な様々の栄養素が混入されている。
水溶液をさえ変えれば、土の農業では不可能だった連作もできるようになるという。

この植物工場は無菌室であるから、害虫もいないし、作られた野菜は洗わなくても食べられる。

そんな技術を使えば、魚だって貝だって海藻だって養殖できそうだ。

栃木県の温泉でフグの養殖が始められたという話もある。
その温泉は塩分が含まれているそうだが、山の中で海の魚が養殖されているというのだ。
魚も水が暖かいと育つのが早いのだという。

近畿大学の研究グループはマグロの養殖も可能にしたという。

成長に合わせて、そうしたLEDの光と水を制御するにはかなり高度な技術が必要だ。
広島には、そうした多様な技術が自動車の生産に関わった中小の膨大なものつくりの企業群の中に蓄積されている。
そうした中小の企業を総動員すればいい。

しいたけ栽培の木に電流を流したら、収穫量が倍になったという。
冷蔵室では、青色LEDの光を光触媒フィルターに照射し、吸着した雑菌などを分解・除去する技術も開発されている。

そうした新しい技術開発を進めるには広島大学、近畿大学、農業試験場等の研究機関も参加させたらいい。

このマリーナホップ跡地に、そんな農産物、水産物の生産拠点ができれば、広島市民は毎日食べる野菜等の食材をここに直接買いに来ることだってできる。
ここでなら新鮮で、かつ安全だということを確認して買うことだってできる。

広島生協と提携し、販売もネットで注文をとり、即日配達するような仕組みも作ったらいい。

食の体との関係は奥が深い。
食に関連して栄養学、医学、料理学の大学、専門学校も巻き込んで研究することも必要だろう。

ゴミの処理についても、広島市で進めているゼロエミションシティーのモデル地区としての仕掛けもやったらいい。

ここでなら食の生産から販売、そしてゴミ処理までの循環型システムを創り出せる。

新しいコラボレーションは新しい技術を生みだすだけでなく、新しいビジネスをも創りだすはずだ。

今新しい農業の在り方として、1次産業としての農業+第2次産業として農業の工業化+第3次産業として農業の商業化をむすびつけることで農業を第6次産業化しようということが言われている。
しかしそれぞれが縦割り行政的に、広島県内のあちこちに散在しているのであれば、それはいままでの農業と殆ど変わらなくなってしまう。
そうならないためには、クロスセクション的な仕掛けが必要だ。

そのためには食に関連した全ての機能、企業、レストラン、研究機関等ありとあらゆるグループをこのマリーナホップの1か所に集積させることが必要だ。
そうすることで、そこに集積効果が生まれ、複合効果が生まれる。
(1次産業としての農業、漁業×第2次産業としての農業漁業の工業化×第3次産業としての農業漁業の商業化)×マリーナホップ=生産から消費までを一体化したフードコンプレックスとする。
そんなことができれば、広島にさらに新しい農業漁業ビジネスを起こすことも可能になるだろうと思う。

そのためには様々の法的支援も必要になるだろう。
マリーナホップ跡地の「マチナカ農場・漁場プロジェクト」を農業漁業ビジネス特区として指定することも検討する必要があるだろう。

1_3

ここマリーナホップには、すぐにでも植物工場、養漁場に転換できそうな大きな建物が沢山空いている。
敷地内にはレストランもある。
隣接して観音マリーナもある。
海のレジャーとも一体化が可能だ。

マリーナホップには、食に関連した全ての企業を集積させる条件は整っている。

「マチナカ農場・漁場プロジェクト」はマリーナホップの再生案としてだけでなく、
湯崎広島県知事の唱える「瀬戸内 海の道1兆円構想」の主要プロジェクトにもなる可能性もあるように思う。

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