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2010年1月25日 (月)

「天下り元凶」の根絶

 政権交代後、初めての通常国会が開幕する。時あたかも民主党の小沢幹事長の側近3人が逮捕される事件を背景に冒頭から荒れ気味の国会が予測される。日航の破たんも沖縄の普天間基地の移転問題も然り…永年、自民党の政官業界癒着の政治が生んだ付けが破たんして表面化した…現れと言え、小沢幹事長の対決姿勢に対し検察の公平な捜査が進展するかどうかもおおきな焦点になってきそうだ。
 とは言え、今国会で最も大きな新政権の課題はマニフェストの一つでもある”天下り廃絶・公務員制度改革“がある。果たして行方はどう展開されるだろうか?

 天下りを生んだ根っこは各省庁の事務次官―制度にある。大臣、副大臣、政務官の特別職の下にあって、各省庁の一般職員・公務員のうちキャリアと呼ばれる国家公務員試験上級職に合格採用されたものの中から選ばれる最高位で事務方のトップが事務次官だ。

 事務次官は戦後一貫して2年交代が一般的で、キャリアの採用が一省で年50人とすると2年分の百人から一人しか採用されない。概ね54~56歳で就任するが事務次官と同じ道を歩む可能性が少なくなった同期生たちは50歳前後から本省を外れて関連外郭団体の幹部として出向する仕組みが『天下り』として慣行になっている。何よりも『生涯賃金を事務次官組と同等ないしそれ以上を保証する』仕組みで再就職、再再就職の度に高額の給与と退職金を繰り返し受け取る問題の『渡り』が存在する。

 そもそも高級官僚・キャリアは明治政府が近代日本を樹立する上で必要な優秀な人材を採用する為に用意した高給・好条件の一部特権的高給役人だった。戦後も保守・自民党政権によって温存されキャリア官僚の出世競争の勝ち残りで“官僚天国”のシンボルとして維持されてきた。中には事務方のトップとして“○○天皇”呼ばわりされて幅を利かし大臣や内閣まで影響力を誇った者もいた。
この仕組みは国だけに留まらず色々な名称や形で全国の自治体にも根を張り巡らせ、事実上65歳まで働く仕組みの“天下り天国”が温存され、無駄使いの象徴になっている。

 新政権は事務次官会議を廃止し次官が最終決定していた重要政策の立案や人事に省内外の利害調整などに省外に出していた通知文も副大臣に移し、次官の決裁権を大幅に縮小する等の政治主導を目指した改革に取り組んでいる。

 『事務次官は要らない』という仙石大臣の説をベースに政府与党内の意見を調整して国会で必要な法整備を前提に議論を広めた『事務次官制度廃止』こそが「天下り制度廃止」政治主導の第一歩になる。 通常国会での多角的な議論と改革推進を期待したい。16日記

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