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2010年1月 3日 (日)

五重塔と二重構造

法隆寺には大きな五重塔がある。
金堂や大講堂には入ったことがあるが、脇に立つ五重塔には入ったことがない。
それも当然のことで、そもそもこの五重塔は人が中に入るようには作られていないのだという。

「五重塔は、古代インドにおいて、仏舎利(釈迦の遺骨)を祀るために紀元前3世紀頃から造られ始めたストゥーパに起源をもつ。古代インドのストゥーパは饅頭形(半球形)のものであったが、この形式が中国に伝えられると、楼閣建築の形式を取り入れて高層化するようになった。
日本の木造五重塔は、現代の感覚で言う五階建ではなく、内部は軒を支えるために複雑に木組みがなされており、上層に登ることはできないのが普通である」
という。

1_3

面白いのは、真ん中に立つ柱だ。
心柱というそうだが、構造体ではない。
屋根部分はどうも鉄塔を支えるロープのような役割を果たしているようだ。
「法隆寺の五重塔は、塔の先端までの高さは32.56mであるが、一本の太い柱(心柱)が土台から塔の先端に突き出ている相輪まで貫かれているのである)
という。
心柱は一番上にある相輪という飾りのためにあるだけのようだ。
一軒の家を支えている大黒柱とは、その構造上の役割をまったく異にしているようだ。
柔構造のため地震でも壊れないのだという。

法隆寺の五重塔は7100年ごろ再建されたと考えられており、建築後1300年経つわけで、木造建築としては世界最古だという。
法隆寺の五重塔だけでなく、歴史上壊れた五重塔はないという。

その構造も面白いが、心柱が人の目に触れる周りの屋根とは全く切り離されているというのは何ともおかしい。
なぜ倒れないかということも興味のあるところだが、その心柱の果たしている象徴的な意味のほうがもっと面白い。

法隆寺には、実務的な仏教行事を行う金堂と、極めて象徴的な意味を持つ五重塔がある。
役割を分担している。
五重塔は見かけと中身がまったく違う。
それも、凝りに凝った二重構造だ。

人間の社会も建前と本音、名実共にとか、結構複雑な二重構造になっている。
小沢一郎と鳩山由紀夫の関係とかもそう?

二重構造のほうが、案外安定しているのかもしれない。

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