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2010年1月16日 (土)

オリンピック広島・長崎大会 ―空き家ホテル

オリンピックを広島で開催するにしても、宿泊施設はどうするのかと話題になる。
「広島市内の07年現在の客室数は1.1万室である。
IOCの要求する4万室には、どうやっても足りない」
というわけだ。

不足する2.9万室の客室を、これから作ろうたって、そりゃ無理だ。
ホテルとしてまともに作れば、その建設費だけで少なくとも10坪×100万円×3万室=3,000億円が必要だということになる。
もし仮に、作ったとしても、オリンピックが終われば、1.1万室でいいということになる。
そうなれば、余った客室を維持するのはホテルにとっては経営的には極めて難しいことになる。

オリンピックや万博を開催したどの都市も、オリンピック、万博開催後の経営には苦しんでいる。

それにしても、どうやって客室数を確保するかは最大のテーマであることは確かだ。

広島・長崎大会ということで、広島市だけでなく、長崎市それに途中の福岡市、北九州市のホテル等を含めれば4万室は確保できるということで、それでOKということになれば、それはベストだが、それにしてもメイン会場となる広島市としてはそれなりの客室数を確保することは必要だろう。

冬の5輪を控えたバンクーバーでは宿泊数が足りないということで、月4.9万円の家賃の家が、いままでの借主を追い出し、週101万円でネットに掲載されたという記事を先日読んだ。
オリンピック開催期間中の2週間だけでも貸せれば、後数年間は借主がいなくともいいという魂胆だろう。
五輪ではそのくらい部屋が枯渇するようだ。

広島市内に相当数の宿泊施設をどうやって確保するかだが、

1つは市民からホームステイのような形で提供してもらうという案だ。
子供が家を出ていって、空いている部屋を持つ家は、広島市内にはそれこそ膨大な数があるはずだ。
祖父母が亡くなって、空いているというケースもあるだろう。
我が家でも、娘が結婚して家をでていったので、1部屋空いている。
広島市内のお宅の空き室をオリンピック期間中提供してもらうというのがひとつの案だ。

もう一つは、空き家を宿泊施設として利用する案だ。
総務省の統計によれば、全国に空き家は5軒に1軒程度あるという。
そこから推計すると、広島市内には約10万室の空き家があることになる。
恐ろしい数だ。
こんな凄まじい数の空き家があるというのは、充分に経済が爛熟した日本ならではの現象だろう。

この空き家を、一時的に宿泊施設として提供してもらったらどうだろうか。
1戸平均2LDKとしても10万戸で20万室ということになる。
ということは10万戸の2割、約2万戸をオリンピックの際、宿泊施設として提供してもらえば、広島に来た観客は泊まる場所に困らないということになる。

宿泊施設して使用できるようにするためにはそれなりの改修工事も必要だろう。
そうであれば、その費用を国、県、市で負担したっていい。
1戸100万円とすれば、2万戸で、200億円だ。

オリンピック開催期間中は宿泊施設として使うが、その後はまた自分たちで使ってもいいし、ホテルとして使ってもいい。

空き家の所有者にとってはオリンピックを契機に、結構な改修工事ができたということになる。

オリンピック開催以降にあっても、8・6の際や、ちょっと大きなイベント開かれると広島市内のホテルが年に数回不足することがある。
こうして作られた空き家ホテルを、そうした時の受け皿として使ったらいい。

空き家ホテルは市内あちこちに散らばって存在することになるが、それを探すのはそれこそネットの検索システムの出番だ。
広島市内全域にフリースポットを設置し、ネットで空き家ホテルを検索できるようにすればいい。

どんな空き家ホテルが、どこにあるかの情報はネット上になら、詳細に載せられる。

鍵などの管理は地元に特設ボランティア組織とかカフェ、レストランに委託したらいい。

空き家をホテルとして利用できるようにするには、防災上の問題とか、衛生法上の問題とかをクリアしなければいけないだろう。

どんな問題があるのか、テストケースとして空き家ホテルをやってみたらいい。

「空き家ホテル」はネット時代にあって、初めて可能になるビジネスだ。
空き家ホテルというシステムが確立できれば、それは日本の新しいビジネスモデルとして発展する可能性すらある。
意外と広島の新しい魅力となるかもしれない。

今後のオリンピックのあり方も変えることにもなるかもしれない?

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コメント

広島市内のホテルが1万1千室、
IOCは五万キロ圏内に四万室を求めている。
これを広島に当てはめると
山口県柳井~広島県福山市
そして洋上空間で松山と今治までとなります。
(微妙に50Kmを超えていますが許容範囲でしょう)
この範囲で基本的な室数を計算しなおして、

 豪華客船を港に10隻停泊させると一万室。
移転の必要のある現県庁の敷地に5つ星ホテル。

メディアの基地になるだろう国際会議場に近い平和大通り
と本川公園と本川小学校のグラウンドの一部に宿泊特化ホテル。
牛田の公務員住宅が更新されるそうだからそれも使う。

これで四万室にたどり着くと思いますが。

名無し様

客室数確保の方法は色々ありそうですね。

以前仙台で大きな学会の大会が開かれた時、ホテルを確保できなかった友人はラブホテルに泊まったといっていました。
面白かったと感激していました。
日本のラブホテルはなかなかオシャレな宿泊施設です。

皆で知恵を出していけば、なんとかなりそうですね。

ラブホテルの他にも、ネットカフェも日本独特の宿泊可能な施設ではないでしょうか。

トベニ様

そうですね、ネットカフェもありましたね。

それなら、カラオケも宿泊施設に加えられそうですね。

あるカラオケは入り口の看板に、夕方7時から朝8時までの営業と書かれていました。

カラオケで一晩中歌を歌って、世界中の人と友達になるなんてのもいいですね。

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