映画「東京原発」上映運動
中国電力の上関原発の建設を巡って促進と反対の対立が大きく浮き彫りになっている。毎日のように『使用電力の三分の一は原発、原発は安全』のTVCMが流れる中で、本当に原発は安全なのかを考える為に、映画『東京原発』を県内上映する取り組みが進んでいる。
世界初の核の被害を被った都市広島に本社を置く中国電力は日本の電力会社として原発導入に広島市民県民の核アレルギーを意識し?最初の設置は日本海側の島根に建設した。
長い間、瀬戸内側への立地は見合わせていたが上関原子力発電所建設構想が浮上してから既に27年がたった。構想浮上以来、地元は賛成・反対で分裂し、対岸の祝島の住民を中心に反対運動が続けられ、計画は7度も延期されてきた。
推進派は立地により公布される電源交付金固定資産税によって安定的な収入を得ると共に定住で過疎に歯止めがかけられ町財政の自立した運営が出来ることを期待している。
従って、柳井市など周辺市町村との合併にも消極的な対応をしてきた。
一方、反対派は原発の安全性や自然環境の破壊への疑いを強め、町長や議員選挙で激しい対立をしてきた。建設予定地周辺海域には小型鯨のスナメリクジラやナメクジウオ、カンムリウミスズメなど数々の絶滅危惧種が生息する貴重な自然が残っている。原発建設が周辺の豊かな生態系に大きな影響を与える恐れがあり、また活断層がある可能性がる事から埋め立取り消しを求める裁判が係争中だ。
昨年は、中電が敷地の造成を始めたのをきっかけに反対運動が盛り上がり、反対派の阻止行動でブイの設置が遅れたなど工事の遅れを理由に住民を相手に損害賠償訴訟を起こすなど対立を深めている。こうした状況の中で、中電は昨年暮れに着工の8度目の2年遅れを前提に国に原子炉の設置許可申請を出した。
こうした流れの中で広島県内の環境問題や反原発に取り組んでいる市民グループや草の根組織に関心の強い個人が集って、上映権を確保して『映画《東京原発》の広島県上映の会』を発足させた。【原発が本当に必要なのか、建設されると生活や環境にどんな影響をもたらすのかを考える】講演と上映会を全県的に展開する。
2004年に公開された映画は、役所広司が扮する東京都知事の『財政危機からの脱出に原発を東京に誘致する』という爆弾発言に始まる。都知事の過激な提案を巡って都民を巻き込んで都庁がパニックに陥る。祖母が被爆者の広島出身の副知事(段田安則)が正面から反対に走る…。
日本の原発の現状とデータ等はフィクションではなく実情を踏まえて織り込んで、深刻で重いテーマを決してお説教がましくなく、コメディーとサスペンスを取り交ぜて過激に面白く観客を引き込む…”ブラックユーモア”映画と言える。

被爆地でありながら原発への関心度は消して高くない広島。「核の平和利用」について考え、議論を巻き起こし、上関というすぐ近くに立地する原発について考えるきっかけを作りたい…のが狙いだ。
三原:3月16日 尾道:4月18日 と上映日が決まり福山、三次、府中、廿日市、呉、東広島、
安芸高田、大竹、竹原、江田島の各市でも準備中。
広島は3月21日 西区民センタースタジオで2回の上映をする。
上映運動に当たって一口3000円のカンパを募る一方、チケット10枚分を5000円で事 前購入して頂き、鑑賞者の拡大普及にだれでも参加できるほか、前売りチケットは800円で、当日券は999円。高校生以下は無料で参加を広く呼び掛ける…。
是非、何らかの形でご参加ください。
問い合わせ:『東京原発』広島県上映会:事務局
〒730-0853 広島市中区堺町2-9 貴志ビル1F 広島映画センター
Tel:082-293-1264 fax:082-293-2229
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