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2009年12月14日 (月)

「町と村の悲鳴」広告

 最近、新聞に「日本人よ、故郷をなくして どこへ行くのですか」という意見広告が掲載された。山間の集落写真をバックに7段抜きの地味だがその日の紙面では異彩を放つ広告だ。広告主は全国町村会と広島県町村会になっている。

 今どきなぜ、こんな意見広告か?不思議に思っていたら同じ日のテレビニュースで政権交代後初めての全国町村大会が東京都内で開かれたことを伝えていた。来年3月に期限切れになる過疎法に代わる新法の制定や地方分権の推進を出席の鳩山首相に要望した…。

 全国町村会は国会に近い永田町に全国町村会館を構え2600町村が参加してホテルや会議室などの経営と全国センターの役割を果たしてきたが大合併で今では1000にまで縮小した。
 言うまでもないが全国町村会は町村議員会とタイアップして概ね自民党の集票マシンの一部として機能する役割を果たしてきた。肥大化した自治体経営の合理化の一環でしかない合併は大部分の保守系首長と議員の事実上解雇と住民サービスの省力化で財政運営上のつじつまを合わせた。その結果、全国の中山間地の僻地に限界集落を促進する結果をもたらし、同時に引き換えに自民党保守系の集票機能も崩壊させた。
 この結果が、夏の衆議院選挙で政権交代をもたす大きな要因となって現れた。

 この意見広告は「…かけがえのない“ふるさと”が、いま、危機に面しています。過疎化、少子高齢化が一段と進み集落のにぎわいは消えました。地域の祭りや伝統芸能も失われようとしています。そして、農林水産業の衰退や知己経済の低迷といった厳しい状況にも好転の兆しは見えない…」と嘆き、“ふるさと”を失うことは「日本」を失うこと。日本人のアイデンティテーを永遠に失うこと…と悲鳴に似た叫びを発している。

 身近な事例を中国新聞が1面企画『政~まつりごと・あとさき』に連載している。この夏の衆議院選挙で県内の自自体で投票率が最も高かった北広島町で有権者が自民党から民主党に移って行った具体的な事例を挙げて掲載している。自民党一本指示だった家族の中から民主党支持に代わって行く様や地域組織の支持構造の変化が克明で興味深い。支持者たちが自民党離れを自覚して、自民党の集票マシンが崩壊していくレポートでもある。

 “事業仕分人”的な見方をすれば全国の地方紙に一斉に掲載された?この町村会の広告費も削減対象と考えられる。前政府が補助金漬けで引っ張ってきた過疎対策が、いま『町村の叫び・悲鳴』に変わった今、新政府はこの変革にどう応えるかどんな対策を打つか責任は大きく注目される。
 同時に町や村の有権者が今後政治的に更にどう対応し変化していくかも注目される。

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