ひろしま文庫
12月9日の日経新聞に、
岡山の小さな出版社の黒田さんという方が、岡山文庫を出版しているという記事が載っていた。
岡山の人、歴史、企業、植物、お祭り、お城、庭、美術館、街、村、海藻と、岡山県のことをテーマしていれば、何でもありということのようだ。
1964年から始め、年3回、2冊ずつのペースで出版し、すでに262点発行しているという。
262冊!
凄い。
たった2人でやっているというのにも驚くが、岡山には本にするだけの知識、能力をもった書き手がいるということにも驚く。
購読をしている会員は現在1,000人、初版の出版は大体1,700部位だという。
私もさっそく1冊、ネットで岡山文庫254「岡山の考現学」を注文した。
価格は800円だ。
編集者と著者の思い入れの沢山詰まっている。
友人に聞けば、広島にも、昭和50年代だったらしいが「広島県民文庫」というシリーズがあったという。
タイトルは「広島県の祭」、「広島県の服飾」など様々だったらしい。
さつき出版社だったいうことなので、ネット検索したが、ヒットしない。
出版社はつぶれてしまい、今では発行も途絶えてしまったようだ。
広島にだって、岡山以上に素晴らしいテーマはたくさんあるはずだし、書く人も、読者もいるだろうと思うと思って、探していた。

あった。
ひろしま美術館の売店で売っていた。
広学図書株式会社発行の「ひろしま文庫」だ。
「茶道 上田宗箇流」上田宗嗣著、750円。
写真も多く、きれいな装丁だ。
この他にも、
「ひろしま水と緑と彫刻」
「ひろしま城と古戦場」等
すでに14冊くらい「広島文庫」として発行されているようだ。
こうした類の図書は街中の書店ではなかなか見つからない。
それが、ちょっと残念だ。
ネット時代になって、若者の活字離れがいわれて久しい。
東京でもかなり大手の出版社が倒産している。
地方の時代であるともいわれている。
ひろしま文庫も岡山文庫も文庫本ではあるが、資料としては、歴史的な評価に十分耐え得るような内容である。
こうした類の書籍は、広島の文化を豊かにするためには極めて重要なことだ。
広島に関心を持つ人は世界中に広がっている。
英語版、中国語版もつくり、ネットで販売することも考えたらいい。
広島、ひろしま、ヒロシマ、HIROSHIMAをテーマにした本が次々と発行されることを期待している。
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