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2009年12月26日 (土)

野中広務の遺言「9条改憲阻止」

 自民党の幹事長や小渕内閣の官房長官を務めた野中広務氏(84)が『昭和世代からの遺言』をテーマに講演し、憲法9条について「改正を阻止しなければならない」と訴えた。

 仏教者の戦争責任を問い続ける龍谷大学元学長の信楽峻麿氏の教え子で西本願寺系の僧侶達が集う「寒露の会」が開いた会は野中さんの講演を受けて野中、信楽に朝鮮人被爆者協議会の李実根さんが加わって“戦争を語り継ぎ憲法9条に学ぶ”をテーマに討論された。

 野中さんは京都で生まれ旧制中学を卒業後戦時下の国鉄に入り、男性が徴兵された後を守る女性ばかりの職場で奮闘し、終戦直前には自らも徴兵された経験がる。戦後、職場復帰した野中さんは未開放部落の出身であることを陰口をされ差別に義憤を感じて退職し、’51年(昭和26年)25歳の若さで出身地園部町の町会議員になる。以後、町長に府議から副知事を経て’83年(昭和58年)に衆議院議員に初当選、’98年に小渕内閣の官房長官、’00年の森内閣時代の自民党幹事長に就任し、一貫して解放運動の先頭にも立った。
 
 この日野中さんは52年の政治生活に終止符を打った動機について、小泉首相に反発する勢力を党から追い出し、米国の経済至上主義を持ち込み、米国の権益が関わる戦場に自衛隊を派遣して日本社会の屋台骨を粉々にした…。こんな総理と同時代に国会議員でいたら後世に恥ずかしい…と、議員を引いたことを披歴し、あの戦争を体験した人間として、今日ほど日本人がこの国の進路を誤らないよう歴史を振り返って、平和を考えなければならない時はないと強調した。
 そして憲法をめぐってはソマリア沖の海賊対策の為の自衛隊の海外派遣を目指した一部の動きに触れて「このままでは日本は取り返しのつかない方向へ行ってしまう」と懸念し、戦争放棄を謳った憲法9条の意義を訴えて「戦争を起こさせないよう努力しよう」と投げかけ、拍手を浴びた。

 自民党の中にも改憲に反対の意見の人はいる。かつて副総理だった後藤田正晴さんは「アジアの国々が平和主義の日本を信頼してくれるまで改憲はすべきでない」が持論だった。

 野中さんも後藤田さんもそれぞれ自らの戦争体験に支えられた信念であり、野中さん流に言えば「富国強兵」を掲げた明治以来の狂った時代を創った近現代史を子供たちに正しく伝えることが「昭和世代を生きた者からの遺言」だ。野中さんは、その信念に従って今は戦後日本が放置してきた戦争責任の後始末に当たる『中国残留孤児の養父母対策』『中国に放棄している毒ガスの処理』『北朝鮮との平和条約締結』などに戦後未解決問題の解決に情熱を注いでいる。3人の討論は改めて報告する。

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お尋ねします。野中氏の「昭和世代からの遺言」の議事録はございますでしょうか。読ませていただきたいと思います。閲覧方法を教えてください。

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