広島ブログランキング

  • 広島ブログ
無料ブログはココログ

« 県知事選挙を巡る想い | トップページ | 内閣府参与になった派遣村村長の講演 »

2009年11月19日 (木)

ICNND核廃絶後退への不信

 広島で開かれた核不拡散・核軍縮に関する国際委員会(NINDC)は「2025年までの核兵器削減目標1千発を2千発程度」に後退した形の道筋の報告書作成で合意した。
 開催前この会をNGOの立場で支えた人達が「核なき世界」に本気で取り組んでいるのか?と示していた不安が「ヒロシマを落胆させる」形になろうとしている…。
 
 「核不拡散・核軍縮に関する国際委員会(ICNN)は昨年6月に豪州の提案で立ち上げ共同議長を務める日本が一年がかりで牽引して来た。元米国政府高官やロシア、中国など核保有国など16ケ国から参加した26人の委員が核不拡散核軍縮、平和利用について段階的な核廃絶への道筋を3日間討議した。この結果は報告書の形で来年1月に纏めて日豪の首相と核保有国に提言され、5月のNPT再検討会議に提出して各国政府に実現を働きかける。

 広島会議では不安視されていた部分を跳ね返し、オバマ政権が進める核廃絶の流れに取り残されないように、市民団体や平和市長会議が注文を付けた。

 しかし、共同議長を務めた川口順子元外相は閉会後に「(2020までの核廃絶は)現実的に考えると、おのずから答えは出て来るのではないか」と述べ、報告書の内容について、包括的核実験禁止条約(CTBT)批准・発効を促すてんや核使用を核攻撃への反撃に限る先制不使用宣言を遅くとも2025年までに全核保有国に求める事等をあげて「政府の2歩先を行く内容」と強調している…。が、廃絶の目標年次は明記していない。
 結果的にICNNDは実現可能性を重視した?「現実論」に走り、最終案には「2025年までの削減目標1千発以下」が2千発に後退し、被爆者や広島の期待を裏切る方向を示す…。
 広島型の数千倍の威力を持つ万の核兵器を千や二千に減らして“抑止力”としても、人類を何度も絶滅させ得る核に違いなく「廃絶以外に意味がない」「核と人類は共存できない」事を『国際賢人会議』らしく、改めて認識する必要に迫られているのではないか…。

 これを受けて秋葉広島市長は「核兵器廃絶に明確な時期を設けないとの報告は被爆者をはじめ市民の願いが伝わることを期待していただけに大変残念だ。2020年までの廃絶は技術的にも物理的にも可能。明確な期限設定が不可欠」と不信感を表し「今一度、名実ともにNPTを成功に導く報告書を取りまとめて欲しい」と注文をつけた。

 前政権でスタートしたこのICNNDの報告書が核兵器廃絶を強く推進したい新政権の下で、今後どのように扱われるか注目される。米国の「核の傘」の抑止力に守られてきた日本が、いま新政権の下でジレンマを突き破って、非核三原則の法制化を含めて改めて“唯一の被爆国”として世界に「核兵器廃絶」に向けたリード役を果たす時が来ている…。

*お願い
この文章の下にある《広島Blog》というバナー(画像)を クリックしてください。

« 県知事選挙を巡る想い | トップページ | 内閣府参与になった派遣村村長の講演 »

経済・政治・国際」カテゴリの記事

コメント

コメントを書く

コメントは記事投稿者が公開するまで表示されません。

(ウェブ上には掲載しません)

トラックバック

この記事のトラックバックURL:
http://app.cocolog-nifty.com/t/trackback/211008/46738475

この記事へのトラックバック一覧です: ICNND核廃絶後退への不信:

« 県知事選挙を巡る想い | トップページ | 内閣府参与になった派遣村村長の講演 »

関連書籍

  • サイフもココロもハッピーに!ちょびリッチ
2018年11月
        1 2 3
4 5 6 7 8 9 10
11 12 13 14 15 16 17
18 19 20 21 22 23 24
25 26 27 28 29 30