日本酒・竹鶴
久振りに竹原を訪ねた。
このあたりは、街並み保存地区、正式には重要伝統的建造物群保存地区として指定されている。
竹原に残っている木造建築の町屋はどれも皆随分と逞しい。
歴史のある街を散策するのは楽しい。
その一角に竹鶴酒造のお店はある。
ウィスキー・ニッカの創始者、竹鶴政孝の実家だという。
創業享保18年(1733年)というから、300年近い歴史があるお店になるというわけだ。

玄関を入ってすぐ脇にお酒の販売コーナーがある。
醸造元だから、自社で作っているお酒だけだから、10本程度置いてあるだけだ。
どうぞと勧められるが、車だから飲めない。
残念。
?
ここ竹鶴の酒はちょっと黄色く色が付いている。
ちょうどお店に居合わせたのだろう、いかにもお酒好きといった中年の男性が色々説明してくれた。
「ここのお酒は出来るだけ自然の姿のまま飲んでいただきたいので、濾過を最低限にしています。
そのためちょっと色が付いています。
もちろんアルコール添加もしていません。
4年、7年と熟成したお酒もあります」
ということだった。
?
「お酒って、新酒の方が美味しいんじゃないですか?
寝かせたら、お酒は痛んで、酸っぱくなってしまうんじゃないですか?」
と聞いてみた。
「新酒がおいしいといってきたのは、それは酒屋にとって、その方が資金繰り上都合がいいからです。
熟成したお酒はおいしいですよ。」
といわれた。
キューバのラム酒も1年ものは透明だが、熟成するに従い茶色くなり、トロッとしてくる。
そして甘くなる。
以来、私は、茶色く、トロッとして、甘い酒がいい酒だと思いこんでいる。
4年もののお酒も買って帰った。
帰宅してから飲んでみた。
たしかにちょっと黄色く、ゴツゴツした骨太の舌触りだ。
普段飲む、綺麗に澄んだ、滑らかな吟醸酒とは大分違った感触である。
すっかりフアンになった。
7年物とかになれば、もう少し甘みもでてくるのだろうか。
竹鶴のお酒はお米も、水も、空気もみんな地元広島産だ。
広島で酒を飲むなら、やっぱり広島の地酒が美味い。
それも竹鶴の熟成したお酒がいい。
どうも日本人は、なぜか日本酒について誤った知識を植え付けられてしまっているようだ。
ここらで、日本酒の良さを再認識する必要がありそうだ。
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