“まずは安心”6ケ月振りのCTチェック
9月16日に半年振りに、広大病院でCTによるチェックを受けた。
昨年春前に肺への転移を告げられた。胃の全摘出手術から2年が経過した時期だった。
数カ月の経過観察の結果「転移」と診断された。抗がん剤の服用を勧められ、当初は断るつもりでいたが、これまではスチールだったCTが三次元化されて立体的な映像で見せられてついYESの返事をしてしまった。
8月頭から始まった抗がん剤治療は注射の後2週間朝晩の飲み薬の服用が1クールだった。4クールに入った10月になると味や匂い等味覚が失われ、思考力もすっかり低下してブログの原稿が全く書けなくなってしまった。「いつまで抗がん剤を服用するのか」という疑問に医師はいとも当然と言う感覚で「生きている間、薬と縁は切れません」との返事だった。
なんとも非人間的な毎日を送る破目になったことを嘆いたが、このままでは正しく病人で過ごすことになると言う実感を強めたので“抗がん剤服用中止”を決断した。10月10日だった。医師に告げると「最初から抗がん剤を受け入れない…と思っていた」という。
一週間もすると味覚も嗅覚も思考力も徐々に復活して、11月には散歩も再開した。
以後、3ケ月ごとにCTチェックをしてきたが、治療は全く行わない訳だから、あまり度々造影剤を入れてのCTは避けた方が良いとの判断から、3月のチェック以降は半年ごとのチェックになった。あれから11ケ月、今回のCT所見は以下の通りだ。
一つは24ミリ、あと一つは11ミリと3~4ミリの拡大がみられた。総肝動脈、左鼡径部に10ミリ大の結節が認められる。が、有意かどうか判らない…。
医師はいつ何が起こっても不思議はないと言うが、進行はゆっくりで目立った変化はなく、他への転移も認められない…従って、このままの推移を見守って来年2月末のCTチェックをすることになった。半年ごとに3~5ミリ大きくなると考えても仕方な無い…。
夏場の散歩の回避で足が弱っている為、自転車で少し急な坂になった場所は降りて押す機会が増えたが、呼吸や脈の乱れやめまいなどは無い。しかし、3年前や昨年に比べると体力低下は着実に進んでいると実感する。一般的な加齢現象かもしれないが、なんとなく病気のせいにしてしまうところが病人なのかも知れないが、何はともあれ、ひとまずは安心?出来る状態を報告しておきたい。大きな夢や希望を抱く年齢ではないが来春のチェックまで緩やかな一日一日を大切に生きられるよう期待したいものです。
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