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2009年9月21日 (月)

集票マシンの崩壊と政権交代

 選挙戦終盤になってもマスコミ各社の「民主300~320議席予測」は揺り戻しどころか、むしろ相乗的アナウンス効果を発揮して世紀の大逆転劇として政権交代となった。

 政治学者や評論家が分析して、それなりの原因や要因を導いている。曰く、自民党の長期政権の奢りと思いあがりから敗戦必死の施策・マニフェストなど様々だ。自民党は長期政権で培った組織団体企業を潤わせ、そこに生まれた旨味と利権を求心力にして来た。

 農協を筆頭にした農業団体、医師会、土建業界、商工経済団体、郵便局、看護師協会に何よりも市町村長や市町村議員達は自民党の集票マシンとして十重二十重に組織強化をめぐらしてきた。所が、年々肥大化する政府予算と赤字国債の狭間で厳しさを増す地方自治体の合理化に“平成の大合併”を推進した。自治体は三分の一になり予算の合理化・縮小・カットは出来たが、過疎は一層進んで“限界集落”の山を築いた。同時に、自民党を支えて来た町村長や議員たちもカットし結果的に自らの集票マシンの一翼も壊してしまった。大敗は自明の理であったが、傲慢な自民党はこれを反省して改める心と志を失っていた…。

 小泉氏が「自民党をぶっ潰す」と豪語して起こした小泉ブームや成果主義路線は格差を生み国民に痛みを押し付ける結果を生んだ。自民党の内部でほとんど反省や検証されることなく4年間、安倍・福田・麻生と引き継がれ郵政や年金、農業に雇用、教育に暮らし…何一つ国民・庶民が喜ぶ施策が無いまま、小金を貯めこんでいると言われる高齢者から医療費の穴埋めをさせる制度の改悪に踏み切る等を数の力で強行した。

 茨城県の医師会は自民党支持から民主党支持に変更した。地域によっては農業団体や土建業界でも支持政党や候補を明確に変えて挑んだ組織もあった。旨みに頼る前に景気の回復や雇用の創設など社会基盤の強化を求めた経済組織や団体も多かった…?。
 加えて、この総選挙では野党民主党のマニフェストを論い攻撃するなど与党政党と思えないような戦術で一層国民の不信を買った結果として…政治が国民から離れて行く実態を真摯に捉える事が出来ず…自民党の集票マシンは実態的に半壊し、さらに崩壊に向かっている…と見るべきだろう。
 こうして見ると身近なところでもいくつか気付いたことがある。町内会に住んでいる大物県議の引退で前回までは頻繁に掛った電話が無いとかいつも一緒に動いていた高齢者が全く動いていない…など、しがらみも薄らいできている…。
 旨みの分配が出来なくなった実態を今後どう見直すかが、野党自民党の課題である。
野党自民党としての役割は与党の政策な十分にチェック能力を備え、施策を巡っての論戦の中から新しい視点で再生を目指すことが出来るかどうか…が、最大の課題だ。

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