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2009年9月29日 (火)

映画「子どものころ戦争があった」に込められた願い

 シネマクラブ・ひろしまの9月のワンコイン上映会で「語り継ぐ戦争体験」のひとつ「混血少女の」を映画化した「子どものころ戦争があった」を観た。1981年の制作作品。
 
 第二次世界大戦の敗色が濃くなった昭和20年春、国民学校2年の太郎は母と一緒に母の実家の田舎に疎開する。味噌の醸造元で旧家の実家の祖母はいきなり「二番蔵には近寄るな、お化けが出る」と言う。お化けが気になる太郎は二番蔵に興味を抱いて屋敷の中をうろつく。ある夜、目を覚ました太郎は叔母が金髪の少女と風呂に入っているのを見る。

 叔母は母親の反対を押し切ってアメリカ人と結婚して少女を生んだが、アメリカ人の夫とは一緒に暮らせず、実家に疎開し目の色の違う娘を二番蔵にかくまって暮らしている。
 アメリカ人と一緒になった叔母の周辺には「娘がいる」との噂がたって、憲兵や警察から監視される…。
 
 太郎は二番蔵のそばにある柿木に登って鉄格子越しに蔵に匿われている少女と話はじめやがて遊びに連れ出す。少女の存在を怪しんだ憲兵や村人が二番蔵に押し掛ける…。
 幸いに、太郎が連れ出していて少女の存在は明かされないで済む…。しかし、海を観たいと出かけた海岸で米軍の機銃掃射に遭った少女は終戦直前に、この世を去ってしまう…。

 16ミリのフイルムは28年前の作品ながら色や音響も比較的よく、少々のキズが気にならないくらいの保存状態はまだこれから一般上映を可能にする作品だ。

 映画の設定は終戦前の半年を少年の目を通して敵国アメリカに通じる日本人=スパイとか非国民、空襲を避けて田舎に引っ越す疎開やアメリカ兵が上陸して来た時に闘うための竹槍訓練など戦闘場面はないが田舎町までも一億火の玉と言って女も子供までも戦争に巻き込み、戦争が身近なもの同士までも憎み合うようになって行く苦しさと悲しみの戦争体験を描いている。

 この映画は文部省や日本PTA協議会などが推薦し全国映画センターが松竹と協力して制作した作品で学校上映が取り組まれた。それからわずか30年足らず、政権交代の陰で「核武装」を公然と口にする元自衛隊幹部などオバマ米国大統領が掲げる「核のない世界」や核兵器廃絶と言うヒロシマの願いに立ちはだかる声が響く時代に、こうした心に染みる作品を子供たちに見せ、戦争の悲しみを語り継ぐことの大切さを改めて強く感じた。

問い合わせ:シネマクラブ・ひろしま:HP http://cc-hiroshima.ciao.jp
<広島映画センター内> 082-293-1274

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コメント

お久しぶりです。りーぱです。
o(^0^)o

この映画、DVDは無いのでしょうか?
是非、観たいのですが・・・。
今、住んでいる所は広島市内まで結構距離があるのでシネマクラブ・ひろしまの上映会に行けないんですよ。

リーパ様 残念ながら映画センターにはDVD,VTRはありません・ひょっとしたらアマゾンにありかも知れません。探ってみてください。

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