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2009年9月 8日 (火)

コンクリートブロック塀

住宅の塀にコンクリートブロックが使われているのをよくみかける。
どうも私はこれが好きになれない。
生垣と違って維持管理の手間がかからない、燃えない、工事費が安いとか、色々メリットがあるからこれだけ普及したのだろう。
しかしなんとも醜い。

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ちょっと調べてみると、
「第二次世界大戦後、焼け野原になった都心を復興させるために、簡易で高い不燃性を有する素材が必要となったことからコンクリートブロックが注目された。アメリカからブロック製造機が輸入され、工場で規格化されたブロックの大量生産が始まると、またたく間に全国へ普及した。国産品も出現し、規格が乱立するおそれが出たため、早くも1952年にはJIS規格化されている。(JIS A5406)」とある。

戦後、あの焼夷弾で簡単に燃えてしまった木造建築に懲りた人々は、市街地を防災地区を指定し、住宅の防災化をするように求めた。その頃盛んにつくられたのは躯体を木造で作り、外壁に金網を張り、そこにモルタルを塗る、ラスモルタル造の住宅が凄まじい勢いで作られた。
その時、塀も防災性能を高めるためにとコンクリートブロックが使われたのだろう。

都市部で流行したコンクリートブロック塀は、格好いい塀と映ったのだろう、どんな田舎に行っても見られるようになった。

しかしそれ故に取り入れられたブロック塀は、同時にいくつもの問題点がある。

コンクリートブロックはただ積み上げただけでは地震にあえば簡単に壊れてしまう。
そのため地震の多い日本では厳しい安全基準が作られている。
望ましい高さは1.5M以下、厚さは12CM以上、基礎はコンクリート造でL型が良い、深さは45CM以上、控壁は3.4Mごとに40CM以上の突き出しを設ける、縦筋、横筋は直径9MM以上のものを80CM以下の間隔で入れる等
いろいろ基準がある。
しかし現実には、その基準の沿って作られているのは殆どない。

各地の地震でコンクリート塀が壊れ、死傷者がでたり、壊れた塀が道路をふさぎ、消火、救急活動の妨げになっている例は沢山報告されている。

コンクリートグロック塀は建物の間は50CM以上離すよう指導されているが、それだって殆ど守られていない。
建物の間が狭いことで、風通しが悪くなり、いつもじめじめしているケースも多々見かける。
隙間が殆どゴミ箱同然になっているケースも見かける。

しかしだからと言って、コンクリートブロック塀そのものが悪いというわけでは決してない。

使い方がいい加減すぎる。

古くからある神社仏閣の土の塀にはなんともいえない趣がある。
また季節ごとに違った表情をみせる生垣も美しい。
きちんと表面を白く仕上げ、コンクリートブロックで作られたとは思えないほど綺麗な塀もある。
コンクリートブロック塀だって、扱い方次第だろう。

平和祈念聖堂を設計した村野藤吾氏が、「建物の美しさは足元で決まる」といっていた。
そんないいかたをするなら、「街の美しさは塀で決まる」といってもいいだろう。

これだけ豊かな時代になったのだ。
コンクリートブロック塀のビフォー&アフターを考えて欲しい。

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