豆匠
比治山の山裾に豆腐懐石料理店豆匠はある。
歴史を感じさせる立派な門くぐると、随分と広い玄関に入る。
畳の部屋からみる庭園は、ライトアップされ、きれいだ。
池には鯉が泳いでいる。
もともとは旅館だったというが、豆腐専門店になってもう14~5年経つという。
2階建の木造の瀟洒な造りは古く良き時代を感じさせてくれる。
比治山の鬱蒼とした森のなかにひっそりと造られている。
中心市街地から歩いても行ける距離の所に、こんな気の利いた料亭があるのに感激する。

料理は基本的にすべて豆腐が元になっている。
豆腐が様々にアレンジされ、姿・形を変えて出て来る。
最初のおつまみは豆腐の小さくスライスだ。
もちろんいわゆる豆腐もある。
ちょっと大きめの豆腐が笊に盛られてでてきた。
ちょっと固めでなかなかおいしい。
納豆の天ぷらなんてのもある。
不思議な味だ。
納豆も大豆を発行させてつくられているから、豆腐の親戚ということだろう。
豆腐をミックスしたソフトクリームもある。
これも豆腐?という感じだが、確かに豆腐の味がする。
最初から最後まで豆腐だ。
豆腐だけでコース料理を作ってしまうのだから凄い。
日本人らしい拘りだ。
大豆は畑の肉とも言われている。
健康にいいことは確かだろう。
豆腐はそれほど高くはない。
この豆匠の料金も手ごろな値段だ。
官官接待がなくなり、社用族がいなくなってから、広島の古い料亭は次々に消えていっている。
比治山の南東の山裾にあった料亭佐々木も4~5年前に閉鎖され、解体されてしまった。
料亭佐々木はちょっとお金持ちで、粋な文化人の住いのような佇まいであった。
そんな時代にあってこうした静かな料亭豆匠は貴重な存在だ。
広島の資産としてずっと残って欲しい。
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