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2009年8月 6日 (木)

日野原先生「平和のメッセージ」

 昨年10月以来、8ケ月振りの日野原重明先生の講演はきょうも国際会議場のフェニックスホールをいっぱいにした。
 健やかな命を育む社会を作っていくために、現役を引いて傍観者になっている老人が立ち上がり、孫子の世代をバックアップしようと立ち上げた「新老人の会」の全国大会だ。

 あと3月で98歳を迎えられる先生は1時間に及ぶ講演の間一度も椅子に座らないで、話続けられた。100歳まで生き抜く自身はあるが105歳までのスケジュール・約束があるのでしっかりと生きて行く…と宣言された。ここまで言い切られたことは無かったように思う。よほど健康に自信をお持ちなのだと受けとめた。裏打ちされる健康の秘訣は少食だ。

 さて、この日のお話は新老人の大会とあって、新老人の会員を3万、4万人と増員して日本の憲法と平和を守る力になろうとの提案があった。日本の過去の歴史的誤りをどう改めて行くか、どうすれば平和な生き方ができるか…新老人の会の設立の意義である。
 1~2年先に憲法改正を問う国民投票が行われる可能性が高く、改悪に繋がる動きは老人パワーで防いで今の憲法を守らねばならない。国民の半分以上が支持する為に老人が先頭に立つ気概が求められる。投票権は16歳になる可能性もあり、18歳であれば少年達が考え成長する機会になる。少年達のリード役も老人が引き受ければ大きな役割を果たせる…とその意味と新老人の会だからこそできる自信のほどを示して、協力を求められた。

 更に、オバマ大統領の「核なき世界」宣言への期待と提案だ。核の脅威は5大国から8ケ国に保有国が拡大した。核保有国が北朝鮮に核を持つなと言うのは自分の核を捨てないでの要求は“NO”と言われるのが当然で、日本は米国の核の下で保有国と同じ…と見られるのも当然と言える…。日本の対北朝鮮対応は歴史認識の間違いが誤った政策として推進されていると手厳しい…。
 日野原先生はジョン万次郎が漂着後ボストン近郊で学び暮らした家を買い取り崩壊を防いで地元の街に寄付し、記念館として保存されている…この場所でオバマ大統領と日本の首相が首脳会談をして核兵器の廃絶を進めて欲しい…老人と子でもたちが力を合わせて働けば決して夢ではなく実現可能…と期待を寄せる。

 「人生70は古代希なり」は、今や新老人の会ではジュニア会員で、若い。100歳を超えないと古希とは言えない…と言い放つ先生の声が会場を包み大きな拍手に変わる。
 京大医学部に入学直後に結核を宣告され、父の赴任地広島に於ける(女学院院長)一年の闘病生活が先生の第二の故郷となり平和活動の根拠になって支えている。

 この日、多様な平和メッセージの中で哲学者カントの平和論を引用された。
 カントの論文「永遠平和の為に」の中で『…武器に頼らなくても話し合いによる妥協の道があるのに、人はどうして戦争を仕掛けるのか。暴力を受けた側は受けた傷の何倍もの反撃をすることで、テロや戦争は100年戦争になりうるのです。…』 

 これから進むべき道は医学を超えて平和の道の先頭をきって行動することで、次代の平和をつくる子供達に平和のセンスを教えることをカントに学んだ…と言う。“和解の道だ!”
新老人たちよ、手を取りあって前進しよう…との呼びかけだった。

 先生の頭には二回目の小澤征二さんとの「平和のメッセージ」プランが着々と具体化しているのだろう。
 益々お元気で活動されることをお祈りし、次なる広島でのサプライズプランが具体的に進むことを期待したい。

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