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2009年7月20日 (月)

RX500とパーソナル電動カー

ルマンを制したロータリーエンジン車、マツダ787、そしてコンセプトカーRX500が、7月11日マリーナホップの駐車場を走った。
11,000人以上の観客が集まったという。

轟音をたてて疾走する車、レースに命をかけた男たち。
車は、男のロマンだった。

そんな華やかな時代にRX500はたった1台だけ作られ、1970年のモーターショーへ出品されたが、そのあとはずっと倉庫で眠っていた。
保存されていたというより、忘れられていたようだ。
広島市交通科学館の学芸員が、昨年、そのボロボロになっていた車を探し出し、当時制作に携わった人たちと共に再生し、交通科学館に展示した。
その執念には驚く。
ここにも車のロマンを追い求めている人がいるのを知る。

ルマンではマツダ787が優勝した。
当時は、これで一気に自動車の世界はマツダのREに席巻されるのではないかという雰囲気ですらあった。
しかしロータリーエンジン車は、F1の規則に適合しないといわれ、レースから締め出されてしまった。
そしてロータリーエンジンはガソリンをがぶ飲みするからといわれ、タイミング悪く石油ショックに遭遇したこともあって、まったく売れなくなってしまった。
そんなこんなでマツダ本体もおかしくなってしまった。

1_2

そして今また、マツダの開発したロータリーエンジンは、今度は水素自動車として復活の手がかりを掴んだかにみえたが、時代はまたしても一気にガソリンと電気のハイブリッド車になろうとしている。
水素自動車は価格も高すぎる、水素のインフラ整備も大変だとして、時代錯誤であるかのような扱いを受けようとしている。

あの石油危機の時代を演出したOPECの元石油相ヤマニ氏は、先日の日経新聞のインタビューに答え、「これからの時代は水素だ。いまだかって何かの資源が不足したからと言って、時代が変化したことはない。石器時代が終わったのも石が無くなったからではない。石炭から石油の時代に変化したの、石炭が無くなったからではない。時代を変化させたのは技術の進歩だ。」といっていた。

その論に従えば、水素の技術はまだまだ全く未開発だ。
水素ロータリーエンジンの可能性だって、まだまだこれからだといえそうだ。

ロータリーエンジンは、乗用車のエンジンとしてだけあるのではないのかもしれない。
現在でも、ロータリーエンジンは電機メーカーやガス会社が発電システムに導入されたり、多岐にわたり生かされているという。
ロータリーエンジンは飛行機や、船のエンジンに使われるようになるかもしれない。
マツダが取得した特許の数は実に数千件になるという。
京都議定書の発効にともない、マツダの開発したノウハウは、まったく別の世界に生かされるのかもしれないのだ。

ハイブリッド車の時代は、今後10~20年くらい続きそうだとホンダの役員がいっていた。
ディファクトスタンダードになろうとしている。
しかしハイブリット車はあくまで過渡的だろう。
いずれは完全な電気自動車の時代になるのだろうと思う。

そうなれば、自動車はモーターと電池だけあれば作れるようになる。

そうなれば、自動車産業のあり方も大きく変わらざるを得なくなる。

その時自動車会社としてのマツダは、いままでのような単純な自動車会社としてではなく、全く違ったカテゴリーの企業になっていることが求められるかもしれない。


今日本は3人に1人は65歳以上という時代になろうとしている。
今は日本特有の現象だが、いずれ中国だってそうなる。
高齢者に対して車はどうあればいいのかというのかというのは大きな問題だ。
65歳を越えると自動車の運転はかなり辛くなる。
65歳以上の運転者の事故も多いことがわかり、自動車の保険も65歳以上は特別高くなるように変わる。

しかし運転しなくなった人は、65歳をこえると1KM以上の距離は殆ど歩かなくなり、75歳を超えれば、500Mを越える行動はほとんどしなくなるという。

そうした高齢者にとって、相応しい車が欲しい。
格好いい車が欲しい。
そんなにスピードがでなくともいい。
せいぜい最高速度が時速20KM程度でいい。
若者が自転車に乗って行動する範囲と同じくらいの半径2~3KMが行動できるようになればいい。
そんなことを可能にしてくれる車が欲しい。

車椅子はあくまで椅子に車がついただけだ。
歩道を走っているのをみると、今にも倒れそうで怖い。
屋根がついていないから、雨の日には濡れてしまう。

そうではなくて、軽自動車をさらに小さくしたような、格好いい車が欲しい。

若い人もかっこいいと載りたくなるような車だ。

人には交通権があると誰かが言っていた。

街中の道路だって、そうした車に対応しての道が欲しい。
自転車専用道と一緒でもいいかもしれない。
少なくとも裏道はそうしたパーソナル電動カー専用にしたらいい。

格好いい電動自動車で自転車程度のスピードで、若者に交じって、街中を走ったり、川べりを走ったりすることができれば、さぞ楽しいだろうと思う。

なにしろ3人に1人が65歳以上の時代になるのだ。
街の賑わいを創り出すのは高齢者だというのは確かだ。
時間の充分ある高齢者は若者の数倍街に出てくるだろう。

そのためには、それに相応しい車が必要だ。

マツダは時代を先取りする素晴らしい車を作ってきた。
しかしそれは技術者が作りたいという車を作ってきただけだともいえる。
車に乗りたいと思って人はどんな人か、そしてそれはどんな車かを考えたら、全く違う企業のあり方がみえてくるのではないだろうか。
今までの技術を生かして、使う人の立場に立って、車を作るのだ。
そこにマツダの新しい可能性、夢があるのではないだろうか。

今時代が求めているのは、高齢者でも乗れる電動パーソナルカーではないだろうか。
パソコン、携帯電話。
パーソナルに所有することができるようすれば、そこには巨大なマーケットがある。

私だって、そんなパーソナルな車があれば、欲しい。

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