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2009年6月18日 (木)

「墨描・中国人強制連行の図」展

 第二次大戦中に北海道に強制連行され、過酷な労働実態と残酷な仕打ちをされた中国人を書いた「墨描(すみがき)中国人強制連行の図」展が広島市のアステールプラザで開かれた。
 
 墨絵で戦争告発と言えば広島が生んだ丸木位里・俊夫妻の「原爆の図」「南京大虐殺の図」を彷彿とさせる。この墨絵の作者は札幌在住の無名の画家・志村墨念人さん。’23年(大正12年)生まれの86歳。若い頃から絵が好きで今の武蔵野美大で働きながら修業した。
 
 志村さんは1945年、北海道の積丹半島の玉川鉱山で鹿島組(現・鹿島)の収容施設で中国人の労務係を担当した。施設に送りこまれてきた中国人200人の様子や、栄養失調で痩せこけた体で働く労働者、脱走者への拷問などを見た。戦後、この体験を語る事は無かったが、現場が原発の候補地に選ばれるなど「歴史が跡形もなくなるのではないか」と言う思いと、当時何の助けも出来なかった自責の念に押されて15年前から描き始めた19点を展示。縦1,7㍍、横3,6㍍の大作は過酷な労働現場を克明に告発している。

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 広島県内では安芸太田町の安野発電所の建設工事の為、360人の中国人が強制連行され29人が亡くなっており、証言や資料のパネルも展示された。

 志村さんは「僕は彼らを直接殺した訳ではないが、中国人を使った末端に関わった者の一人として、心が痛む。いささかの贖罪になれば…関わった中国人に謝罪出来た時に私の戦後が終わる」と話し、戦争体験と向かい合って全国を歩いて展示継承していく覚悟だ。
 
 開催は5月24日までだったので広島で直接、見ることはできないが全国で巡回展示?がされておりインターネットで情報をとらえてご覧頂きたい。    <5月24日記> 

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