広島ブログランキング

  • 広島ブログ
無料ブログはココログ

« 広島刑務所と医療産業 | トップページ | 映画で元気を!!「ダマー映画祭inヒロシマ」 »

2009年4月 2日 (木)

韓国からの平和運動

 韓国の平和運動と言えば日本の植民地化時代の抵抗運動や戦後の在韓被爆者救援運動に慰安婦の補償問題等日本に対する損害請求運動で所謂反核反戦平和運動は知られていない。

 そんな韓国で、「東北アジアに平和共同体をつくろう」と国連のロビー活動をしている『東北アジア地域平和教育機関』(NARPI)の李在永氏(Jae Young Lee)の話を聞いた。
 
 この組織はKAC(コリアン・アナバブテスト・センター)が支えるキリスト教系の平和団体だ。
 彼は大学を終えた後カナダに留学して平和学を学んだ。彼の活動の原点は2年の兵役時代の経験がベースになっている。金日成の死亡直後で南北緊張状態の時期に国境警備に配属され毎日北の兵士を見ながら“万一”に備えた。先に撃つか撃たれるかの緊張の中で武力で平和を守ることへの疑問を持つようになった。
 
 東北アジアでは過去の侵略と戦争で染み付いた歴史と長い軍事的対立の結果、各国と国民の間に生まれた敵愾心と不信感が大きく改善される余地が少ない。世界的な冷戦構造が無くなっても東北アジアには他の地域のような地域共同体には成りにくい歴史的・地域的・軍事的・社会的な葛藤構造がある…と分析している。

 中国の四川の大学で“韓国は好きだが日本は嫌い”と言う多くの学生に出会った。
 中国が900回も韓国を侵略した歴史を指して「私は韓国を嫌いになるべきか」を問うた。
 狭い世界観と歴史認識で対立を自分の中でつくる危険性を指摘でき、国際感覚豊かで一人ひとりの責任で平和を創ることが若者の課題である事が判る事例と指摘する。
 だが、韓国内には日本の植民地化時代を生き抜いた人達がまだ多く、いまだに日本に対する恨みや反発が強く国民的な平和構築を目指すことの困難さは推測される。

 この地区に於ける軍事同盟は「地域の安全と平和」より軍備強化の逆効果をもたらした。いまや単独国家中心の部分的平和ではなく、地域の総ての人々の安全を保証する事が出来る“平和共同体”作り、非暴力的・非軍事的方法による平和を作る国家と民族間の平和連帯が必要な時…。平和議論と理論を体系的に立てることができ平和的に紛争を解消していく…これが、彼が推進を目指す“東北アジア地域平和教育機関“(NARPI)構想。
 
 まだ具体性に欠けて判りにくい点があるが、国連のロビー活動などを通じて、先日ウイーンで開いた集会には15ケ国が参加し、都市レベルでは500以上がサインするなど関心を高めていると言う。しかし、草の根レベルでは全く取り組みが進んでいない為、広島ワールド フレンドシップ センターを足場に日本での活動をはじめたい計画のようだ。
 韓国の国内事情もあってのことだろうが核兵器削減や廃絶と言う課題は聞けなかったが何はともあれ韓国で芽を出し始めた“アジアの若者が手を繋いで紛争を避けて市民が連帯する”韓国生まれの平和運動に広島がどのように呼応して成長させるか…楽しみだ。
 4月にはWFCのメンバーは韓国へ平和交流の旅に立つ。 

123

<問い合わせ>:広島ワールド フレンドシップ センター 広島市西区東観音8-10 
TEL:082-503-3191  FAX:082-503-3179      
Website: wfchiroshima.net
E-mail : wfchiroshima@nifty.com

*お願い
この文章の下にある《広島Blog》というバナー(画像)を クリックしてください。

« 広島刑務所と医療産業 | トップページ | 映画で元気を!!「ダマー映画祭inヒロシマ」 »

経済・政治・国際」カテゴリの記事

コメント

コメントを書く

コメントは記事投稿者が公開するまで表示されません。

(ウェブ上には掲載しません)

トラックバック

この記事のトラックバックURL:
http://app.cocolog-nifty.com/t/trackback/211008/44519320

この記事へのトラックバック一覧です: 韓国からの平和運動:

« 広島刑務所と医療産業 | トップページ | 映画で元気を!!「ダマー映画祭inヒロシマ」 »

関連書籍

  • サイフもココロもハッピーに!ちょびリッチ
2018年11月
        1 2 3
4 5 6 7 8 9 10
11 12 13 14 15 16 17
18 19 20 21 22 23 24
25 26 27 28 29 30