ベストエフォートです
インターネットの世界にはベストエフォートという言葉がよく使われます。最大努力はするが、結果の保証はしない、ということです。
大きな組織、特に政府や行政機関は、ともすると「ユニバーサルサービス」で、全てに均質なレベルのものを提供しなければならないと思い込み、結果「No」の連発で、何もできない、しない、ということが良くあります。
しかし現実には、人間は全て同じでなく、地域差も歴然としてものがあり、要求されるサービスもレベルも一様ではありません。
特にIT関連では、とにかくやってみないと分からないことが沢山あり、考え込んでいると何もできなくなります。インターネット回線はベストエフォート型が一般的です。最大努力をしているかどうかは別にして、100Mの契約で2-3Mしか出ないということも許されます。
広島高速交通がアストラムライン(新交通システム)の特定の車両(Wi-Fi車両)で無料の無線LANサービスを開始したことは高く評価できます。100%の安全を確保することが最大使命の公共交通を担う会社で、新しい試みをすることは大変だと思います。
広島高速交通の関係者の方々に敬意を表します。
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N700系に比べると遅いけど、メールを見るには十分だし、設定も簡単で、何より無料というのが良いです。
毎朝、出勤するとまずメールを読むことから始まっていましたが、今は会社に着くまでに一仕事済みます。
こういうことがどんどん拡がるといいですね。
投稿: リーマン | 2009年4月24日 (金) 19時54分
現在のブロードバンドよりは遅いとは言え、2−3年前なら普通のモバイル環境レベルですし、5−6年前なら高速という冠も付けられる速度です。
何より無料で設定なしに使えるというメリットは大きいです。
今後も他の交通機関でも拡がって行けば、クルマから公共交通機関へ乗り換える人も増えるのではないでしょうか。
投稿: トベニ | 2009年4月26日 (日) 09時38分