嬉しい再会
いつもは自転車で行く病院だがあいにくの雨の為、つばめタクシーに乗った。
財布を忘れているのに気づいた。出かける前に財布を出すことがあって、そのままポケットに収めたと勘違いしていた。どこに置いたか思い出した。ボケではない!
下車寸前に気がつき運転手さんに事情を話すと「お久しぶりです、やっぱり典明さんでしたか」という声だ。顔を見ても誰か思い出せない。長年お世話になった近鉄タクシーに居られた人なら大概は判るが…。思い出せない、これこそボケ?たかと思っていたら「○○選挙を一緒にお手伝いした○○です」の声が返ってきた。
それでも判らず、首をひねっていると「河口さんとコンビで車を走らせました」と言って帽子をとった顔は見覚えのある人だ。互いに名乗ったことは無かったが間違いなく見覚えのある顔だった。
手にしている杖が目に留まったのか「お体の調子はいかがですか」と声をかけてくれ、私の病気もご存じの様子だ。
それほど大げさなことではないが“地獄に仏”の気分だ。改めて名刺を出すと「近くを通る時伺いますから…」と気持ちよく約千円の運賃を貸して頂いた。
帰宅後、会社に電話すると「報告を受けています。ご都合のいいような方法で…」と、これまた実に小気味よい返事だった。自宅まで来ていただいてお返ししたが、たまたまの知り合いとは言え気持ちのいい対応は、にわか仕込みでは出来ない。会社も彼も日ごろからサービス業のプロとしての心掛けがスムーズに出たに違いない。
同じ日に体調が悪い娘と一緒にそごう横のタクシー乗り場から上幟まで乗った家内が「近い所は歩け…」とばかりの捨て台詞の個人タクシーに出くわした。広島の個人タクシーは以前から概ね評判が悪い。それにしても同じ日の体験がこんなにも差があるとは…。
脇道に逸れるが、なんでも規制緩和を掛け声にいち早くタクシー業界に自由化を持ち込んだ小泉改革はいまや乗務員の労働条件と収入を下げ、行き場のない高齢者の職場になりつつあると言われ、地域によっては規制の復活が検討されている厳しい環境の業界だ…。
ひと様々とは言えタクシーの公共性を考えると単なる交通手段だけでなくその街の印象を決めかねない大事な顔や看板でもある。国内外からの客が多い広島のタクシーにこのような対応が出来る人と会社が在ったことは嬉しい限りだ。
小さいけれどとても気持ちのいい気分の日だった。
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5日の朝、タクシーで新幹線駅につくと数人のお揃いのジャンパーの人たちがゴミ拾いをしていた。ツバメ・タクシーの人たちだった。先日のお礼を言うと、本人によく伝えますと喜ばれた。
こんな会社にあんな良い乗務員…気持のいい朝だった。
投稿: グランパ | 2009年3月11日 (水) 09時18分
ツバメタクシーの方々は、乗務歴が長くても時々教習所で厳しいチェックを受けたり、顧客満足のための研修も何度も受けられているそうです。私も、以前、特に女性が一人で乗るときは「ツバメさんで」と先輩に教えられたことがあります。
ツバメさんに乗られたら、県外からのお客様もきっと広島の印象が良くなると思っています。こういう会社やこういう人が増えるといいですよね。そして、見習わなければ・・・
投稿: りんごのカズ | 2009年4月18日 (土) 12時58分
りんごのカズ様 ツバメ・タクシーな彼とはお花見で一緒になりました。一同が、喜んでくれました。青森から大阪へ…お帰りという感じですね。度々広島に足を運んでください。
投稿: グランパ | 2009年4月18日 (土) 22時37分