車の名義変更とネット
数年前、友人から中古の車を譲ってもらった。
先日ようやく名義変更を済ませた。
ディーラーを通して買えば、そうした手続きはすべてディーラーがやってくれるが、今回は友人から譲ってもらったので、だれか司法書士に頼むか、自分でやるかしかない。
取りあえず、どんな手続きをしなければいけないのか、ネットで調べてみた。
車庫証明をとる、譲渡証明をとる?
結構面倒そうだ。
車庫証明をもらうには、車庫の所有者の保管使用承諾書をもらわなければいけない。
これは、私本人が大家さんに話すべきだろうと、直接私が大家さんに話し、私がもらった。
ついでに、警察にいって、車庫の所在図、配置図の書類を受け取り、書きこんだ。
譲ってくれた友人に電話し、譲渡証明書、印鑑証明をもらった。
私自身の印鑑証明書は、私が区役所にいってもらった。
ここまで書類がそろえば、そろえなければいけない書類はほぼ全部揃ったことになる。
ことのついでと、私が直接運輸局にいって名義変更の手続きをした。
駄目だったら司法書士に頼めばいいやというわけだ。
運輸局では窓口を4~5か所回ったが、大変丁寧に対応してくれた。
結局なんのトラブルもなく、極めてスムーズに所有権の移転登記ができた。
初めてのことだったが、全部私個人でできた。
「やればできる」というわけだ。
あまりにあっけなく済んで、ちょっと気が抜けた。
費用だって、司法書士に頼めば数万円はかかるらしい。
自分でやれば、車庫証明をもらうのに、申し込み時2,100円、発行時に550円の証紙を払ったのと、印鑑証明をもらうのに300円、運輸局で移転登記の際、証紙代500円を払っただけだ。
計3,450円で済んだ。
こうした手続きも、昔は随分厄介だったようだが、最近は随分簡素化されたのだという。
今では、どんな書類を揃えればいいのか、それはどこに行けばいいのか、その場所はどこにあるのか等は全てネットで調べればわかる。
誰だってできる。
ネットの凄さを改めて感じる。
しかしそれにしても、警察は車庫証明を出すのは、平日は昼休みの1時間を除き、10時から3時までだというし、運輸局は手続きを受け付けるのは4時までだという。
それに局内を、書類をもって、あちこち回らなければいけない。
今時、車の保管場所がなくて、車を購入する人はいないだろうと思う。
駐車違反の摘発が民間委託されてから、道路に置いておこうものなら、たちどころに駐車違反で捕まえられ、減点と罰金が科せられる。
最近は、道路上に置かれている車もめっきり減ったように感じる。
もう車庫証明なんて制度も止めた方がいいだろうと思う。
警察も運輸局も、どちらも市民の立場になって考えているとは言い難い。
些細なことだが、こうした経験すると、改めて国の出先機関、警察は、政令指定都市を含めて、地方分権の対象とすべきだろうという思いになる。
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