ユビキタス社会へ一歩前進
この原稿を書いているのは、東京からの帰りですが、今日(3月14日)から新幹線のぞみ700系の中で無線LANが使えるようになりました。これでトンネル内でも途切れることなくインターネットが利用できます。
しかし残念なこともいくつかあります。
まず一番は、これがJR東海のサービスであり、JR西日本のエリアになると使えないということです。つまり東京・広島間の場合、半分の東京・新大阪間しか使えません。どちらかというと東海エリアの方が他の通信手段も使えるのですが、西日本エリアになるとトンネルが多く使えないため、広島の住人としてはむしろ逆の方が便利です。
次に有料だということです。ANAのラウンジなどは無料のフリースポットも提供していますが、700系では有料サービスのみです。つまり有料サービスのインフラに過ぎないということです。そのため、繋ぎ方は分かっても決済方法が分からず車掌に聞いても要領を得ないまま使えない人がいました。
一日500円くらいからですが、様々なサービスで使えるために料金体系や申し込み方法も多岐にわたります。せめてグリーン車両くらい無料にして欲しいと思います。
最後は有料の割に無線LAN環境としては決して速くないということです。エリア内であれば移動中の新幹線内でもイーモバイルの方が速いというのは予想外でした。おそらくかなりの予算と時間をかけて構築されているので、簡単には更新されないでしょう。
一方、広島市のアストラムライン(広島新交通システム)でも、無線LANが使えるようになりました。当面は遅い回線です。しかし、桁違いに安く構築されているので、時代とともに高速化されるのは時間の問題です。うまく行けば今年中にJR東海の環境を抜くこともあり得ます。こちらはあくまで無料サービスです。
ちなみに今、新幹線の車両では、私の席から見える10人のうち3人がパソコンを開いています。いずれにしてもユビキタス社会へ一歩前進しました。
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